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56話 ページ6




「……はい?嫁候補…ですって……?」

「「きゃー!!!お嫁さんお嫁さんー!!!」」

「ま、まさかあいつ……」




修羅が去っていった方向に蘭たちは呆然と立ち尽くしていた。

戦にしか興味のないあいつが。女なんて塵の関心もないと思っていたあいつが。





「……緊急事態だ。」←











「やっぱりあいつに会わせるんじゃなかったまさかこんなことになるなんて絶対にまた来るよ僕の大事な妹の可愛さを知ったあいつはまた来るよ何が嫁候補だふざけるなお前にだけは渡さねえよていうより誰にも渡さ(殴」

「落ち着け、月夜が引いてるぞ。」



白狼ははっとし、慌てて月夜の方を見た。



『だ、大丈夫だよ?私はお嫁さんにいかない。お兄ちゃんといるから、安心して。』

「あっちょ。そんなこと言ったら…ってもう遅いか…」



千秋が慌てて止めるが、もう遅かった。月夜は不思議そうに千秋を見て、また白狼の方に視線を戻した。

すると、白狼は真っ赤になった顔を両手で多いブツブツ何かを言っていた。




「もう無理、何でこんなに可愛いの?本当に尊い、天使、死んでもお嫁さんにやらないからっ//////」

『て、天使……?///』





2人の反応に周りは苦笑いをした。シスコンは上だけでなく、下もブラコンになっていたとはな…。



「まあ、白狼だけではありませんわ。私も月夜がお嫁に行くのは許しません!」

「詩音もやだー!月夜と一緒がいい!!」

「歌音も歌音も!!!」

「少なくとも彼奴だけは絶対にないな。」






口々とお嫁には行かせないと言う皆も、案外白狼と並ぶくらい彼女を溺愛しているようだ。


そんな皆を見て、月夜は形容しがたいほどの幸せを密かに噛み締めていた。



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鈴桜(プロフ) - 完結おめでとう〜〜!! 早く完結させたね…まだ、二週間しかたってないよ…夢主達のこのあとの話しも気になります (2020年8月23日 13時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか、この神様があの貝殻をおいていった犯人かな?そして、白狼〜〜!!頑張って夢主を助けてあげて〜〜!!新しい神様可愛い (2020年8月22日 21時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 単純に妹を溺愛したい白狼を書きたかったです笑 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか……兎…それも他の動物達も仲良しとはびっくりしました…宿でも何かありそうだけど、白狼はシスコンですね (2020年8月21日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - え〜〜!!式紙が、人に変身した…それも、夢主を知ってる感じみたい…誰の式紙ですかね?っていうよりどの神様のだろう?? (2020年8月21日 7時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めい | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年8月19日 8時

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