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85話 ページ35

〜白狼side〜


変な時間に目が覚めた。ふと隣を見ると、月夜がいない。



え、いない!?



「つ、月夜!!」



僕は急いで電気をつけた。でも部屋には誰もいない。風呂場と御手洗も見たけど居なかった。

もしかして外?いや、でもこんな夜になんでっ。

もし何かあったら大変。僕は慌てて襖をあけ廊下に出た。



その時


「あっ、ここか!白狼、探してたよ!」

「あ、貴女は」



小声で焦ったように僕に近づく彼女は



___月の神、宙(そら)




「こんな時間にどうかされましたか?」


なにか焦った様子だが、僕は一刻も早く妹を探しに行きたかった。

しかしどうやらその必要は無いらしい。




「あんたの妹、天菊姫に連れてかれたっ。」



後頭部が鈍器に殴られたような感覚がした。

連れて、かれた…??


何で?いつ?どこで?何するつもり?






「助けようとしたが、力を使ってあの子を連れていった。あの人の屋敷はここから遠くないから、恐らくそこに連れていかれたんだと……白狼?」





連れていかれた。僕の妹に手を出した。

昼間のあのことで?あの人は何回か蘭とかにも良くないことをしたらしい。僕が知らないところで。

もし今回それを月夜にやろうとしたら?傷付けようとしたら?





「は、白ろ…ッ!!?」





気付いたら殺気が立った。

目の前の彼女が怯えているけどごめん、今は抑えられそうにないや。






「月夜が怪我ひとつでもしたら許さない。」








窓の枠に足をかけ、闇の中へ身を投げ出す。






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鈴桜(プロフ) - 完結おめでとう〜〜!! 早く完結させたね…まだ、二週間しかたってないよ…夢主達のこのあとの話しも気になります (2020年8月23日 13時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか、この神様があの貝殻をおいていった犯人かな?そして、白狼〜〜!!頑張って夢主を助けてあげて〜〜!!新しい神様可愛い (2020年8月22日 21時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 単純に妹を溺愛したい白狼を書きたかったです笑 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか……兎…それも他の動物達も仲良しとはびっくりしました…宿でも何かありそうだけど、白狼はシスコンですね (2020年8月21日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - え〜〜!!式紙が、人に変身した…それも、夢主を知ってる感じみたい…誰の式紙ですかね?っていうよりどの神様のだろう?? (2020年8月21日 7時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めい | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年8月19日 8時

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