7話 ページ7
〜貴女side〜
「まだ起きたばかりだし、もう少し休んだ方がいいよっ、あ、もし怖いなら近付かないからさ、ね？だ、だから…えっと…」
この人は今まで見てきた人達と違う。私に気を遣うなんて……。後ろを振り返ると、もう1人の男もこれ以上私に近付こうとしなかった。
そんな二人の行動に私はただ疑問に思った。そして、ふと自分の体に違和感を感じた。
視線を下にずらすと、体に白いものが沢山巻かれている。これなにっ？
手当て……されたの？
「君が寝ている間に手当をさせてもらった。だが激しく動けばまた開くかもしれない。少し休んどけ。」
『っ……？？』
何で…何でこんなことするの？
私は忌み子で、酷く扱われるべき存在……そう言われてきた。
なのに、助けてくれた挙句手当てまで。
「…っ、そ、そうだ。自己紹介しよう。僕は白狼、風の神だよ。宜しくね！」
「時和だ。好きに呼ぶといい。」
「ちなみに時和さんは時間の神様なんだ！」
神様…？この人たちは一体何を…？
確かに二人とも驚くほど整った容姿をしている。神様だと言ってもおかしくない。
だが、神様が目の前にいるなんて私にどう信じろと…？それって、私死んだってこと？
「よければ、お名前、教えてくれる……？」
少年……白狼？は不安そうに私に聞いてきた。きっとさっき私が拒絶したから遠慮しているのだろう。
私は少し罪悪感を感じながらも遠慮がちに首を横に振った。
二人はそんな私を見て目を見開いた。私の言いたいこと、分かってくれたかな？？
「…名前、ないのか？」
その問いかけに私は首を縦に降った。
そう、名前なんてないよ。だから答えられない。強いて言うなら忌み子が私の名前。これが私にとっての普通。
なのに、どうしてそんなに悲しそうな顔をするの？
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鈴桜(プロフ) - めいさん» 夢主よかった……そして、白狼!!格好いい！！風の神様だからスピードが早いんですね。続き楽しみに待ってます (2020年8月18日 16時) (
レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» わあ、嬉しいです！刀剣乱舞じゃないのに、読んでくれるとはっ。頑張ります(￣^￣)ゞ (2020年8月17日 19時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 新作〜〜!!待ってました。どんな風になるかワクワクしながら読ませていただきます (2020年8月17日 19時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
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