■廊下■ ページ13
玲奈「何か呼び出すとか言うと怖いよ」
あ「普通にチョコあげるだけだからね?」
言い方がちょっと悪かったかな。バレンタインは土曜日だし学校では渡せない訳だ、そしたら会えばいい、会って渡せばいい!
土日に会うなんて滅多にないし、いいかも
あ「あ、皆には届けにいくから」
エミリー「ありがと」
満面の笑みを見せるエミリーの隣でにょきっと顔を出す波留。いつの間に其処に移動したんですか
波留「俺も欲しいなぁ」
タクト「俺も欲しいなぁ」
陸「え、じゃ俺もか?」
欲しいなぁと強調する。
あ「あげるからあげるから、な?」
よっしゃ、とガッツポーズが見える
何を作るかまだ何も決めていない。休み時間が終了し教室に戻りながら考えていた_
---…
気づけば街はバレンタイン一色、男女が幸せそうに歩いているのが見えた
吐息が白く残る。手にはラッピングした四角い箱。バレンタインだから、と一応何時もとは違って可愛らしい感じの洋服を着てきた
白のニットワンピースに赤いダッフルコート。
足元はニーハイにロングブーツ。髪の毛も少し巻いていて風が吹く度ふわっと揺れる
悴む手に息をかける
あ「まじで寒い…」
思った以上に寒かった、そして待ち合わせ時間より早くついてしまった。
慣れない格好に落ち着かない
携帯の画面を開くと表示される[10:40]の数字
まだ20分もある
早くこいっつーの…
寒さをこらえて待っていると此方に向かってくる人影。周りの女性が目を奪われていた。そんなことお構いなしにキョロキョロと辺りを見渡し、私と目があった。
途端に走ってくる人、多分夏樹だ
夏樹「待たせて悪いな」
息を整える夏樹
夏樹は学校にいるときより断然かっこよかった。周りが振り返るのがわかる気がする。
夏樹「…で?」
そう言われて我に返った。
手元にある四角い箱を差し出した
あ「バレンタイン。チョコレートだよそれ」
私の手から箱をスッと取る夏樹
夏樹「お、おぉ…」
するするとラッピングを外し蓋を開ける
途端に香るチョコレートの香り
夏樹「…これ、ガトーショコラ?」
あ「当たり、よくわかったな笑」
夏樹「凄い美味しそう、後でゆっくり味あわせてもらうよ」
ありがと、と蓋を閉じる
あ「…あ、と…」
言おうとした言葉が思うように出てこない
あ「好き、だよ。大好きだから」
夏樹「俺も好きだよ」
顔が熱くなるのがわかる。
お互いに顔が赤いのはきっと寒さのせいだろう_
-番外編end-
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SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» はいっ!応援ありがとうございます♪ (2015年3月17日 23時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - SNOOPY@菅田くん本気愛。さん» 頑張って下さい! (2015年3月17日 19時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります★続き楽しみにしててください笑 (2015年3月15日 21時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 更新頑張って下さい(p^-^)p続き気になります! (2015年3月15日 20時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - miyuさん» ありがとうございます♪ 私も大好きです夏樹くん!嬉しいです、頑張ります! (2015年2月21日 20時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
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