□階段□ ページ41
あ「大々的な行事を潰すようなことは流石に学校の上層部も見過ごさない。と、なるといくら生徒会でも手を貸して成功させるしかない。だって、取材やら報道陣が集まる機会なんだから。
ということは学校もこればっかりは力を貸す。そうすると、生徒会たかが6人でも実際はもっと大勢の力が集まる訳。どうする?6人どころじゃ無くなるけど」
仮定と結論を叩きつけられた美森はその場で俯き黙りこむ。
向かいの陸は静かに笑うと、腕を組み替えた。
陸「Aが言った通り、6人いるからダメなんだよ。…仲間排除しないと」
冷酷な表情から伝わる年齢に長けた思考
玲奈「排除ってどうやって?」
陸「簡単なのは…物理的なやつかな」
陸の思考は巧妙かつ大胆でじわじわと追い込むタイプ。その思考マジほしい…
重い雰囲気を壊すように表情豊かに見せる美森
美森「大丈夫!…私に任せて」
そう、ならよろしく、と階段を降りながら美森の肩を叩く南
美森を裂くように皆が下に降りていく
私には見えた、今後の地獄絵図が。
美森の表情は笑っているが額から汗が滲み、拳を強く握っている。そんな彼女の耳元に口を近づけた。
美森「__え?」
体を前に向けたままその場で固まる美森
私の視線はまっすぐだった。
もう少し言葉をかけていればよかったか、と暫しの後悔。
「美森、限界越えて崩壊するなよ」
この後悔は正しかったかもしれない。
その夜、生徒会の油森哲夫と脇谷玉子が何者かに襲われ、病院沙汰になった。
何者か、正体はわかりきっているか…。目撃証言もあり、香田美森の犯行であることは明らかだった。
美森以外が揃った部屋。例の話題は玲奈が切り出した。
玲奈「聞いた?油虫襲撃させたって」
南「まさかあそこまでするとはね」
陸「僕のせいじゃないよ」
誰もが美森の思いもよらぬ行動に驚いた
エミリー「てかそもそも何であんな連中と知り合いなの」
あ「暴力団とか後ろ楯してそう」
怖いこと言いつつも、笑ってしまう
タクト「あいつ、中学うちじゃねぇじゃん」
ソファーに両手を広げて凭れるタクト
あ「え、そうなんだ」
波留「Aも高校からだから知らないか」
あ「うん。あ、今度中学時代の夏樹のことと教えて。興味ある」
波留はいいよ、とまた深々と腰掛け直す
夏樹「A何でそこに興味持つんだよ。生に対する執着心の無さな」
夏樹がいうには怖いことを平然と言うくらいだし、ということらしい。
あ「夏樹がいればいい」
夏樹「俺も」
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SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» はいっ!応援ありがとうございます♪ (2015年3月17日 23時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - SNOOPY@菅田くん本気愛。さん» 頑張って下さい! (2015年3月17日 19時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります★続き楽しみにしててください笑 (2015年3月15日 21時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 更新頑張って下さい(p^-^)p続き気になります! (2015年3月15日 20時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - miyuさん» ありがとうございます♪ 私も大好きです夏樹くん!嬉しいです、頑張ります! (2015年2月21日 20時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
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