【名探偵コナン】イケメン拾いました

4 -意外と- ページ4

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…困った。



ご飯…どうしよう


あれからあの銀髪さんの名前は
ジンと言うのだと知った。


そのジンさんは今お風呂に入ってる。んだけど






『あの人なにが好きなのかなぁ…』




てかジンさんのことだから
まずい、とか言われそうだし。

…いや、絶対言うわ。←


適当に作ったら怒られそうだし…




『…あれにするか』





**




ジンさんの前に出された
ハンバーグ。


ハンバーグ嫌いな人はいないでしょ、という理由で作ったのだけど…




『ジンさん気に食わなかったら食べなくても…』



「いや、食べる」





あれ、気に入ってくれたのかな。

ジンさんが箸を手にしたので私も食べ始める。



お、よかったちゃんと上手くできてる。
割とこれは…





「…美味い」



『…え？』





今、え…？

ジンさんが、もしかして





『美味しいですか…？』


「…あぁ。美味い」




ほ、本当だった…！
幻覚かと思ったけど本当に…



…嬉しい。


そういえば元彼はおいしい？と聞いたらうん、って答えるだけで美味しいって言って貰えたことは1度もなかったな…


…あ。

思い出して目に涙が溜まってしまう。

それに気づいたのかジンさんが箸を止めた。





「…大丈夫か？」



私の頭にジンさんの手。
そのまま撫でられた。

ジンさんってあんま人の事撫でたことないんだろうな…
でも…安心する。



なんでだろう。怖い人なのに。





『…ジンさん』



「？なんだ」



『…ありがとうございます』



「…あぁ」






今日はちょっといい日かも、しれない。
あんだけ最悪な日とか言ってたのに。


…これも全部ジンさんのおかげかも。

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