【名探偵コナン】イケメン拾いました

26 -誕生日- ページ26

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「それで…さっきのことだが」



『あ、あのジンさん…？』



「？どうした」



「なんでこんな、抱きしめられてるんですか…？」





私は今ジンさんに後ろから抱きしめられている。






「まぁいいだろ…？それで、さっきのことだが」



『っ、耳くすぐった…い』




耳元で喋られるとくすぐったい。
はやく、言わないと




『、ジンさんの誕生日が、知りたくて』



「…誕生日？」





ジンさんが目を見開く。





「…何で俺に言わなかった」


『だって…そしたらサプライズできなくなっちゃいますもん』


「…サプライズ？」


『はい。ジンさんが私に前サプライズしてくれたの嬉しかったから…』




そういうとジンさんの腕の力が強くなった気がする。





「…誕生日を誰かに祝われるのは初めてだな」



『…じゃあ、私がジンさんの誕生日をお祝いする最初の人なんですね？』



「あぁ、そうだな」




嬉しくて思わず頬が緩む。




「…あと」


「俺の誕生日は今日だ」




『…嘘ですよね？』




「そのまさかだ。…おい、なんて顔してる」




『っだって、もっと早く私がジンさんの誕生日聞いてたらプレゼントとか用意できたのに…サプライズも…』


『でも来年からはできるからいっか…』





「…来年？」





『はい！再来年もずっとこれから一緒にお祝いしましょう』



これから先も一緒にいたいと思ってたのは
俺だけじゃなかったのか、とジンが驚く。





『あと大事なこと言い忘れてました』


『ジンさんお誕生日おめでとうございます！生まれてきてくれてありがとうございます。大好きで…わっ』



言い終わる前にジンさんに抱きしめられる。



「…プレゼント貰おうか」



『えっでも私、なんも…』



「ﾌｯ…あるだろ、ここに」



『？！あのジンさん…！』




「…堪能させてもらおうか」






そう言ってジンさんが優しく私の頬を撫でた。



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