【名探偵コナン】イケメン拾いました

25 -誕生日- ページ25

･




『ウォッカさん…ジンさんの誕生日って知ってますか？』



「兄貴の…いや知らないですぜ…？」



『ですよね…ありがとうございました…』





がっくりと肩を落とした私を
ウォッカさんが心配そうに見る。





「なんかあったんですかい？」




『あの…ジンさんの誕生日を知りたくて』




前私の誕生日の時、ジンさんがサプライズしてくれたのが嬉しくて。私もお返ししたいなと思ったんだけど…


誕生日がわからないんじゃ、サプライズ出来ない…






『…どうしたら、いいんでしょう』



「あら、それなら本人に聞かないと無駄よ」



『！ベルさん…』




いつの間にかベルモットさんが
現れて私とウォッカさんの間に入る。





「…あのバーボンですら知らないのよ。組織の人間が知らないんだから…本人に聞かないと意味ないわよ」



『うぅ…そんな』






…でもベルモットさんの言う通りかも。

本人に聞かなきゃ意味ないよね…
でもサプライズしたかったな…






「A」



『っ！ジン、さ』



「…帰るぞ」



『はい』





ぎゅ、と握られた手を握り返す。


ジンさんにさっきベルさん達と話してた内容、聞かれてないといいけど…





「…何話してたんだ？」



『え』




「ウォッカやベルモットと話してただろ」



『あ〜…えっと、それは』



「？なんだ俺に言えねぇのか…？」



『い、言えなくはないですけど内緒です』



「…まぁいい。家でゆっくりと吐いてもらう」




『…う、はい』





*

続きます→

26 -誕生日-→←24 -膝枕-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す