【名探偵コナン】イケメン拾いました

13 -苦しい- ページ13

･





ぜんっ、ぜん眠れなかった。



だってジンさん抱きしめてくるし、
足絡めてくるし、


好きな人にこんなことされたら
誰だってドキドキするだろうそりゃ。





「…眠れたか？」




『…そう思います？』





「いや？」




といいながら笑うジンさんがかっこよくて
まぁいっか、と許してしまう私。






…ほかの女の子にもこういう事してるのかな


とは怖くて言えなかった。
ジンさんの口からうん、と聞きたくなかったから。



…でもジンさんには彼女さんがいる。
もうこういう事はしちゃいけない。


だから…






『…彼女、いたんですね』




「…は？」





『あの金髪の綺麗な人です、ジンさんの彼女さんですよね？』


『…もうこういう事しないでください』





「…そんな顔で言われても説得力ねぇな」





『…そんな顔って、どんな』





次の言葉は、ジンさんに遮られた。

ジンさんに抱きしめられたからだ。






『っジンさ…』




「…あれは彼女じゃねぇ」




『…え』






「…お前が好きだ、A」

14 -告白-→←12 -嬉しさ-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す