それは突然に（青）�� ページ8
兄「A！！」
兄者がドアを開くとそこには心拍数を測る機械が置かれており、複数の管がつけられ、口には酸素マスクをしているAが横たわっていた。
兄者はおそるおそるAに近づき、 彼女の頬を触る
兄「A・・・どうして・・・。」
乙「俺、医者に聞いてくる。」
そういっておついちが病室を出る
兄者と弟者が取り残された。
弟「兄者・・・。」
兄「俺・・・なにやってるんだろうな。
なんで俺じゃなくてAなんだろうな。」
弟「兄者、最後にAと一緒に遊んだのいつ？
最後にAと心から話したのいつ？
Aの笑顔を見たのはいつ？
答えられる？」
兄「は？何言ってんだよ！コイツと遊んだのはっ・・・」
弟者は何も言わずに兄者をただ見ている
あれ、俺コイツと最後に一緒に遊んだのいつだっけ。先月？
いやでも結構家に来てるから遊んでるはず。
何して遊んでいたっけ？
その時心から話してたっけ？
コイツ、どういう顔で笑っていたっけ？
弟「答えられないでしょ。
A、かなり悩んでたよ。何週間も。
俺やおついちさんになんでもないように接していたけど、俺もおついちさんも気づいてたよ。
無理して笑ってるなって。
A、すごく苦しそうだった。
兄者気づいてた？
A、俺らに気づかれないように毎日泣いてたんだよ。」
兄者はそこでやっと気付いた。
彼女が遊びにきても新しいゲームやシミュレーションゲームにハマりすぎて彼女の顔をみるのはいつも見送るときだけ。
乙「Aちゃん、見つかるのがもう少し遅かったら手遅れだったって。後頭部を強く打っていてもしかしたら後遺症として記憶喪失の恐れがあるかもって。」
兄「記憶喪失・・・」
俺との思い出がなくなるのか？
俺がお前の彼氏だってことも、俺の顔も忘れて名前も呼ばれないのか？
兄「A・・・。ごめんな。遊んでやれなくて。ごめんな。ゲームに夢中で。
俺、全然気づかなかった。ゲームより大切なものがこんなにも側にいるのにそれが当たり前で、油断していた。
俺、これでもAのこと誰よりも愛してるんだ。でも、こういう性格だからよ。なかなか口に出していうのが恥ずかしくて言わなかったんだ。
なぁ、目、覚めたら遊んでやるからよ・・・
次からはちゃんと目を見て話すからよ・・・」
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影夜(プロフ) - 沙月さん» わー！！こちらにもコメント頂きありがとうございます！！なんとか日々お題を見つけております^^;これからも作品をよろしくお願いいたします！！ (2020年9月3日 0時) (
レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - それは突然にがどういう風になるのか楽しみです！更新頑張って頑張ってください！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)
影夜(プロフ) - メロンハ*ンさん» コメントありがとうございます！！実はいたしてるのは恥ずかしすぎて書けなくて、、、その手前までとかならなんとかできるのですが、、、ご期待に添えられず申し訳ございません(´TωT｀) (2020年6月28日 0時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
メロンハ*ン(プロフ) - もし可能でしたらいたしてるのをよみたいです…（流石にアウトか） (2020年6月27日 23時) (レス) id: e5974dd090 (このIDを非表示/違反報告)
影夜(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影夜 | 作成日時：2020年5月30日 14時
