快晴の空 (青) �� ページ1
その日は快晴だった。
他の人にとっても私たちにとってもなんら普通と変わらない何気ない日常。
彼はそんなことも考えず、いつも通り目の前の画面に夢中になっている。
今日は久々の休日で幼馴染ということもあり何か月ぶりに彼の家に遊びに来ている。
床に座りゲームをしている彼の後ろで、私はベッドに座り
『相変わらず画面に夢中ですねぇ。』
なんて
「ん？・・・んー。」
彼はゲームに夢中だ。何十年と聞いてきたゲームに夢中になった時の返事。
聞いているようで聞いていない。
こんな人は一生独身なのではないかと不安になってしまう時がある。
『(彼女・・・か。)』
彼にもし彼女ができたら、きっとこうやって遊びに来れないんだろうなと思う。
でも、なぜか彼女ができたらなんて考えると心がウキウキした感情を許さない。
『兄者ってさ』
「ん？」
『彼女とかって考えないの？』
「は？俺がホイホイ彼女作ると思ってんの？」
『ですよねー』
え？なに？意外と照れ屋なの？なんて言えばおいっと返ってくるいつもの会話。
フフフと笑ってふと窓の外の空をみる。
空は果てしなく広い。この空の下のどこかに彼の彼女になる人はいるんだなと耽る
「なにパッとしない顔してんだよ。お前らしくねぇ。」
そんな彼の言葉を聞きながら私は窓に近寄る。
『こうやってみると空ってこんなに広いんだね』
開いていた窓から風がフワッと入ってくる。
Aの髪が風になびかれる。
その光景に目を離せないでいる兄者。
風になびかれた髪が何事もなかったかのように元に戻ると我に返りそうだなと言いながらAの後ろに来る。
Aは後ろに来る気配を感じながら
『あの広い空に飛んでみたいからさ、兄者連れて行ってよ』
と笑いながら兄者の方を振り向く。
いつもなら頭の病院行くから支度しろなんて言うのに今日はいつになく真剣なまなざしでこちらを見つめてくる。
『兄者・・・・・？』
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影夜(プロフ) - 沙月さん» わー！！こちらにもコメント頂きありがとうございます！！なんとか日々お題を見つけております^^;これからも作品をよろしくお願いいたします！！ (2020年9月3日 0時) (
レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - それは突然にがどういう風になるのか楽しみです！更新頑張って頑張ってください！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)
影夜(プロフ) - メロンハ*ンさん» コメントありがとうございます！！実はいたしてるのは恥ずかしすぎて書けなくて、、、その手前までとかならなんとかできるのですが、、、ご期待に添えられず申し訳ございません(´TωT｀) (2020年6月28日 0時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
メロンハ*ン(プロフ) - もし可能でしたらいたしてるのをよみたいです…（流石にアウトか） (2020年6月27日 23時) (レス) id: e5974dd090 (このIDを非表示/違反報告)
影夜(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影夜 | 作成日時：2020年5月30日 14時
