怠惰のサブクラスは家政婦さん？ (ページ20)

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桜哉2 ページ20

真昼「戻って来いよ!!」
桜哉「もう...一緒になんて無理だよ、オレは人じゃない...みんなとは違うんだよ...違う...」
ふわ...
『桜哉さん!!』
真昼「それが何だ!!」
ぴょん
『えっちょ...！』
桜哉「な...っ」
真昼「お前が吸血鬼だろうが関係ねぇっ！俺にだってお前の手を掴むちからがあるんだっ！」
ぶおっ
真昼「飛べ!!...うわっらうわああーーっ!!?」
桜哉「ぎゃーーー!?」
どーーーんっ
『真昼さーん！桜哉さーん！クローー！と、とりあえず下おりなきゃっ！ダーーッシュ!!』

『真昼さーん？どこですかー？...いた！』

真昼「俺が椿を止めてやる、それができるのは...シンプルに考えて俺とクロだろ!!今のお前には...椿だけじゃない俺も...みんなもいるだろ!!」
桜哉「真昼...オレに嘘つかないでよ...」
『嘘なんかじゃ...』
桜哉「信じたくなるだろ...!...真昼...ありがとう十分だ...っ...でも今は...まだ一緒にはいられない」
しゅんっ
『はやっ！』
真昼「...待ってろ!!...クロ！俺...っ...椿を止めたい...今度は本当なんだそのために...俺もクロと一緒に強くなりたい！」
クロ「向き合えっかなーー...」
『頑張りましょーよ』

桜哉
オレは嘘つきの街で生まれた嘘つきの子供
一年前中学校に潜り込んだ暇つぶしのつもりだった
真昼「なんで体育サボってんだよ、二人組でパス連だってよやろーぜ」
桜哉「うっせーな...ほっとけよ」
真昼「...お前去年何組だった？同じクラスになったの初めてだよな」
桜哉「は？」
...本当はなにかに期待をしていたのかもしれない
真昼「綿貫桜哉...だったよな？一緒にやろーぜ」
ただなんてことないその手声に
真昼「桜哉」
《...あぁオレこいつと友達になりたいな》
真昼
見つけてくれてありがとう

手を伸べてくれて

ありがとう