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初夜の前に重なり合う ※微裏注意 ページ36

ひなちゃんが制服からパジャマに着替えている時の会話。
「んー、またきつくなったかな。」
「…良いなぁ、胸おっきいの。」
「良い事なんて無いよ。ブラのサイズが合わなかったら肩凝っちゃうし。」
「嫌味にしか聞こえない。」
彼女にそう答え、自分の膨らみに両手を当てる。

彼女や他の子と比べれば、確かに私の胸は小さいだろう。
下着姿のまま、彼女が私の隣に座ってきた。
「何で赤くなってるの。」
「だってひなちゃんが、裸で隣にいるんだもん。」
「私の裸なんて小さい時から見てるでしょ?」
「そう言う事じゃないもん。…ひなちゃんのばか。」
ドキドキと高鳴る鼓動に気付かれない様に
しながら、私は彼女から目を背けた。
いや、背けようとした。
何を思ったか、彼女が私の頬にそっと手を添えて唇を重ねてきたのだ。
少し経つと重ねていただけのものが、段々と激しくなっていく。
互いの舌を伝って唾液が行き交う様は、
私の高鳴りを更に押し上げていた。
苦しそうに時折声や吐息を漏らす彼女を、
唇や舌、そして鼻にすらも感じる。
何分経ったかすらも把握出来ないまま、唇が糸を引きながら離れた。
「ひな、ちゃ…。何で…?」
「…小さい時と比べて、本当に綺麗になったね…。
ねえ、凜…。今から、しよっか。」
「え、え…?」
「やり方知ってるんでしょ?教えてよ。」
「……ね、ネットの情報だけで、した事無いよ…?
それに卒業するまで我慢する約束でしょ…?」
「我慢出来なくなっちゃった。
凜が綺麗になり過ぎてるのが悪いよ。」
おもむろにパジャマに手を入れ、
下着越しに私の両胸をそっと触ってきた。
「私は凜の胸、小さくて可愛いと思うけどな。」
「やん、触っちゃやだ…。んっ、ひぅ…!」
「可愛い…。ほら、ベッド行こ。
服脱がせてあげる。」
パジャマからするりと抜けた彼女の手が
離れていくのと同時に、下腹部が熱を持ち始める。
軽く惚けた私を、彼女のその手がベッドに誘った。

「本当に私以外とした事無いの?」
「当たり前でしょ。凜が初めてだよ。」
「本当に私が、ひなちゃんの初めてを貰って良いの…?」
「良いに決まってるでしょ。だからこうして凜を誘ってるの。
初めて同士、一緒に気持ち良くなろ?」
優しげに、だけどどこか淫靡に微笑む彼女を見て、こう返して押し倒す。
「もう知らない。ひなちゃんといっぱい気持ち良い事するもん…。」
時間を掛けてでも、彼女の良い所を見付けて愛する。
ひなちゃんのせいだよ、私をこんな気持ちにさせたから。

その陽射しは優しく煌めく→←一瞬の弾ける様な煌めきを、ずっと貴女と見つめていたい。



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設定タグ:百合 , 短編 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:螢羅(K-Ra) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月7日 19時

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