☆A-2 ページ9
手を何度も
ぎゅってされて
“大丈夫ー？”って頭をなでられる
いい夢…
まー君はお仕事だからがまん…
だって、会いたいって言ったら
絶対、来てくれるはずだから…
まぁ…来てくれたところで
私の気分は最悪だから
こんなの見せたくないんだけど…
矛盾してるなぁ…
そんな事思ってる間も
ぎゅっ、ぎゅってされて
私も、きゅっ、きゅってお返しして…
あれ？これって夢だよね…
ゆっくり目を開けると
目の前には、大好きな まー君
「な、なんで、まー君がいるの！？来なくていいって言ったのに！」
あぁ…本当は
こんなことが言いたいんじゃない
“来てくれて、ありがとう”
って、なんで可愛く言えないかなぁ
『ごめん…いつもと様子が違う感じがして、来ちゃった』
素直になれない私のかわりに
まー君は、いつでもまっすぐに伝えてくれる
手はぎゅってしたまま
もう片方の手で、頭をなでてくれた
そんな優しさに、申し訳なくなって
寝返りをうったら、手が離れちゃって
私がいけないのに
温もりが離れて寂しくなる…
「へっ！？えっ…ちょっと！？」
『よいしょ…っと、ふふふ』
そっぽを向いた私の前に
回り込んで来たと思ったら
ベッドに上がって来て
私を抱き上げて、赤ちゃんみたいに
正面から抱っこされた
『こうしてると、あったかくない？』
後ろに回した手は腰をさすってくれてて
お腹には、まー君の体温が移ってくる
しばらく、ぴったりくっついてたら
『よし、いいかな…よいしょっと！』
いきなり、私の腕をとって自分の首に回すと
膝下にほどよく筋が見える腕を入れて抱き上げた
いわゆる “お姫様抱っこ”
「えっ？降ろして！」
私の言葉なんて聞き入れてくれなくて
そのままリビングのソファーに
ゆっくり、降ろされた
『ちょっと待っててね』
キッチンに入って
しばらくすると手には
マグカップとチョコレート
「ん？」
『俺、痛いのとかよくわかんないけど、かーちゃんがさ、甘いの欲しくなるって言ってたからさ〜あと身体は冷やさない方がいいって聞いたの！』
チョコレートは、なんとなくわかるけど…
「生姜湯…私、風邪じゃないけど(笑)ありがと」
イライラしてる自分がバカらしくなって
まー君の好意を素直に受けとめる
「まー君、さっきはごめんね」
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二葉（ふたば）(プロフ) - ともちんさん» ともちん様＊読んでいただきありがとうございます！そして登録も、ありがとうございます！しっかり5人分書き上げますので…しばしお待ちを(^-^)これからも、繰り返し読んでもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします( ´∀｀) (2019年5月22日 22時) (
レス) id: 293c0a71bf (このIDを非表示/違反報告)
ともちん - 何かほっこり…やつの日に繰り返し読みたいので登録しちゃいました。つぎまだかなあ〜って何回も…早くだーいすきなまつじゅん�泙砲覆蕕覆い�なあって。 (2019年5月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 67aadeac84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2019年5月17日 20時
