女になった俺と女嫌いのアイツ

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皆、過保護過ぎんだろ。
放課後は帰宅部メンバーに部活動場所まで見送られ、部活メンバーと一緒に帰って、朝は皆で俺の家の前に待機。
下手に遊びに行くなんて言うと誰と行くのか何処へ行くのか根掘り葉掘り聞いてくるし。
女になってるけど、これでも男だぜ？
って、一度襲われちゃってるから強く拒む事が出来ずに季節は秋になった。

夏休みの部活動なんかきょもの送り迎えに高地からのうるさいメールに追われていたのだけれど…
窮屈な生活には変わりなかったのだけれど…
けど、送り迎えできょもとずっと居れた事はとても感謝してる。

所で秋の最大イベント文化祭が楽しみで、俺も含めクラス全員浮かれている。
去年は高地のクラスで開催された女装メイド喫茶でたむろして、メイドの格好の高地をからかって遊んでいたのを覚えている。
それと有志バンドを組んで楽しんだり。
その時はまだ高地とジェシー付き合ってなかったんだよなぁ。


「きょもー、俺らのクラス何すんだろーな？」
「俺は先輩の意志を引き継いでメイド喫茶が良い！ いや、コスプレ喫茶も良いかも！」
「……うーん、きょものメイドはアリだな」
「ほんと？ 頑張ろ！」


やけにメイド喫茶と言うかコスプレに熱のあるきょもを遠目に、俺はどんなのがやりたいか考えていた。
もしメイド喫茶をやるとなったら、メイドの格好はしたくない。





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