第3話 ページ3
今日は真選組での花見!
真選組全員で花見をすることになった。相変わらず山崎君はパシらされて場所取りに行った。私もお弁当作りが終わり、台所前で一息ついていると、沖田さんが声をかけに来た。
沖田「おい、終わったかィ?」
A「はい、終わりました!」
沖田「じゃあ行くぜィ?」
沖田さんは私の弁当を持っている反対の手を掴んで恋人繋ぎをすると、一気に走り出す。
A「ちょ、沖田さん!?//」
沖田「恋人なんだから
問題ないだろィ?//」
そう言ってくれる沖田さんに少しキュンとする。花見の場所に行くと、山崎君がレジャーシートまで引いて場所取りしといてくれていた。そこは、桜が咲き乱れていて、江戸でも有名な花見スポットだった。
A「きれい…」
沖田「だねィ」
沖田さんは私の方を向いて二ヘラッと笑うと、私から一旦手を離して、レジャーシートに座るよう促した。私や沖田さんが座ると、他の隊士達も座り始める。私が作ったお弁当は思ったより好評で、少し安心した。
沖田「美味い…」
ご飯中もあまり言葉にしない沖田さんも、ポツリと本音をもらしてくれるほど、好評だった。
沖田さんは私に美味いって笑いかけてくれた。
弁当を完食してくれた隊士達は皆お酒を飲み始める。珍しく沖田さんは自分の好きな鬼嫁があっても飲まなかった。
A「飲まなくていいんですか?お酒」
沖田「いいんでさァ」
沖田さんは私の手をとると、桜の木の下まで連れてくる。
沖田「酔いつぶれてるより、
あんたと入る方が
楽しいんでさァ」
とニコッと笑った沖田さんにまた、キュンとした。でも、と沖田さんは目を伏せ、やがてまた私に目を向け続ける。
沖田「帰ったら酌してくだせぇ」
A「フフッ、分かりました」
ーオマケー
隊士A「本当に沖田隊長と、Aさん
ラブラブだよなぁ」
隊士B「あーあ、あんなAさん
みたいな彼女欲しいわ…」
隊士C「もー、ヤケ酒だ!」
と、やけ酒に走った隊士達でした。
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作者名:銀ナッツ | 作成日時:2018年10月8日 17時