恋愛初心者。【銀魂】

#31 ページ32

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「…んむ……んんっ」


今までソファに並んで座っていたのに、
いつの間にか押し倒されているような体制。

逃げ腰な私のせいでもあるけど…。


銀さんの重みと、唇の甘さ。

本当に溶けてしまうんじゃないかと思うくらい、銀さんのキスは私の思考を鈍らせる。


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「…ちょっと大人のキス、してみようぜ？」


お、大人のキス……///

さっき、私の唇ペロッて舐めたよね？


あの瞬間、背筋を電気が走るような感じがした。

もちろん経験が無いからなのかな….

私の周りは結構先に進んでる子多いし。


私だって…大人になりたい。


そんな思いでコクリと頷く。

するとニヤリと笑う銀さんが視界に入った。


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「んじゃ、ちょっと口開けてみ？」


言われるがままに、少し口を開く。

いつものように唇が重なり…


銀さんの舌が唇をなぞった。


「っ…」


そして…ヌルッとした感触と共に、
それが侵入して来る。


初めての感覚に戸惑い、私は銀さんの腕をギュッと掴む。

すると、察した銀さんの指が私の手に絡まり

安心させるように
もう片方の手が私の頭を撫でた。


「んんっ」


絡まる舌に、自然と漏れる甘い声。

恥ずかしさのあまり目をギュッと瞑った。


どんどん力が抜けてくようだ。


「……ちょっと、刺激的すぎたか？」


そのセリフに、火が付いたように一気に顔が赤く染まった。


「み、見ないで…下さい」


「なに敬語戻してんだよ」


そう言って笑う銀さんがとても余裕そうに見えて、

私はまた、早く大人になりたいと思うのだ。


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