頼み事 ページ8
『あの』
ノジコ「ナミはそのままアンタが抱えてな」
『...わかったよ』
仕方ねぇな
ノジコ「A...だっけ」
『あぁ』
ノジコ「ナミは泣いた？」
『泣いたよ。ガキみてぇに..わんわん泣いた』
するとノジコは俺に何か投げつけた
『！』
キャッチすると、手のひらにあったのはミカン
『...』
ノジコ「お礼」
『だから、感謝される事はしてねぇっての』
ノジコ「ナミはなかなか泣かないのよ。けど、あっさり泣いたんでしょ」
『...まぁな』
ノジコ「だから、ありがとう。ナミを泣かせてくれて」
『意味わからねぇよ』
ため息をついて、ミカンを横に置く
ノジコ「アンタに頼みたいんだけど」
『はぁ..俺は賑やかなのと冗談と面倒事は嫌いなんだよ.....で、なに』
ノジコ「ナミを泣かせてね」
『言い方が犯罪みてぇなんだけど』
Aは面倒くさそうな顔をしてこっちを見る
ノジコ「アンタが吐き出し口になってって言ってるの......初めてよ、ナミが男の胸で眠るのを見るのも、安らかに寝るのも」
『最後のセリフ、死んだみたいだな』
苦笑してるAから目を移してナミを見る
本当に、気持ち良さそうに眠っていた
『頼まれてやるよ』
ノジコ「えっ」
驚いてAを見ると、私を真っ直ぐ見てた
私は何故か目を逸らせなかった
『仕方ねぇから、頼まれてやる..』
ノジコ「あ..ありがとう」
『任せろ』
言って、Aはナミを下ろす
『ナミを頼むぞー！...俺は酒を飲む』
立ち上がってドアから出ていった
──────────
そうだ..俺は頼まれた
俺が追いかけるドフラミンゴの背中は、手を伸ばせばギリギリ届く距離
視線をずらせばその下に、こっちを見上げる
チョッパー、ブルック、モモの助、ナミ
ふと、ナミと視線があった
『...死なせねぇ』
お前だけは..絶対
ドフ「クククッ..終わりだ」
『終わらせねぇよ』
ドフ「...」
ドフラミンゴの前にはいつの間にかAが
船を庇うよう、立っていた
サンジ「A！」
『！』
横から声が飛んできた。驚いて顔を向けると、サンジがこちらへ飛んでくる
『馬鹿野郎！なんでここに居るんだ！』
ドフ「クククッ」
ドフラミンゴが怪しげな笑を浮かべ、糸の束を勢い良くサンジへ発射する
Aはそれと同時にサンジの下へ駆けた
サンジ「！」
いきなりの事で避けられない
『させねぇって言っただろ！ドフラミンゴ！』
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
