化かし合い ページ33
俺は、乱暴に目を覚まさせられた
バケツの水を被って、意識が浮上して
...なんか、椅子に縛り付けられてた
「目覚めたかい、A」
やっぱり..目の前にいたのは、あのババア
『あぁ、』
「フードを被ってないとそんな面構えなんだなぁ...なかなか、うちの娘の好みじゃあないか」
『縄を解け』
「ダメだ。お前は約束を破っただろう」
『約束なんてした覚えはねぇ..』
俺はババアを睨みつける
ババアは屈んで俺の目の前に顔を突き出した
「サンジの情報を教えれば引き下がるってんじゃねえのか！？」
『それは“思っただけだ”って言っただけだろ
...約束はしてねぇ。てめぇの都合のいいように、変換してんじゃねぇよ』
「...はぁ」
『ローの事...何処で調べた』
ババアは高らかに笑った
「おれにかかれば、お前の出自なんざすぐわかる」
『...ローに何かしてみろ。絶対に許さねぇぞ』
「そうかいそうかい..どうしたんだA。
今日はいつも以上に元気がないねぇ」
『あぁそうかい、だったら早く解いてくれ』
けれど、ババアは解こうとしない
しゃあねぇ..疑問を聞くか
『なんで俺を殺さない。邪魔なら消せよ』
「お前が吸血鬼だからさ」
答えはすぐに返ってきた
「お前には娘と結婚して、子孫を残してもらう。吸血鬼なんて珍しい人種はそうそういないからね」
そうですか、はぁ..めんどくせぇ
『俺は結婚はしねぇよ。子孫も残さねぇ。
それに..この身体は改造されたんだ。遺伝する訳ねぇだろ』
「やってみなきゃわからないだろう」
『やらなくてもわかる。これは俺の身体だ』
「つまらない男だ」
ババアはため息をついて煎餅をバリバリ食い始めた
「お前の仲間を殺そうか、A」
『あぁ？』
「結婚しないなら...あの二人を消す」
二人って事は..たぶん、気づかれてるルフィとナミ
..ざけんな
俺の心を読んだのか、ババアはニヤけた
「おれは話のわかる奴だ。結婚すれば無傷で逃がしてやるよ」
...無傷、ね
既に二人は無傷じゃない
俺を騙そうってか？ババア
いいぜ...じゃあこっちも化かしてやるよ
『わかった..じゃあ、電伝虫をくれ。
二人に言いたい事がある』
ババアはすんなり電伝虫をルフィ達に繋げた
しかも映像つき
ルフィ《A！》
あいつらは牢屋みてぇな所に繋がれてた
『あぁー、よぉ』
とりあえず挨拶から
『んー、お前らに色々言いたい事あるんだけど...長くなるかもしれないが、まぁ、聞いてくれ』
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
