もし好きなら、振るつもりだった ページ14
『ナミ、お前俺の事好きか？』
｀;:ﾞ;｀;･(ﾟεﾟ )ﾌﾞｯ!!
俺はコーヒーを噴き出した
ナミさんはAを見上げて放心してる
「A！お前いきなり何言ってんだ！」
『ん？いや、確め..確認？』
肩を竦めておどけるAは未だに放心してるナミさんに気がついて、ナミさんの目線まで屈んだ
『おーい、ナミー』
ナミ「...えっ、あ！はい！？」
『んー、だから、お前が俺の事好きかって聞いてんだ』
ナミ「なっ..なんでそんなにストレートに！？」
ナミは真っ赤になって声が裏返った
サンジはタバコをふかして様子を見る
『さぁな』
ナミ「知らないわよ！」
「...はぁ」
ナミはマッハで出ていった。外からブルックの悲鳴が聞こえるって事は...当たったな
「なんであんな事聞いた」
サンジは呆れて俺を見ていた
俺は立ち上がって、腕を組む
『なんでって、理由はねぇよ。
好きか聞きたかっただけだ』
「本当か？お前はそんな事しない奴だと思ったけど」
『俺はナミが好きだぜ、サンジ』
「...」
サンジはポカーンとしてタバコを落とす
「んな事俺に言うんじゃねぇよ！！」
『クククッ..ほんっと、お前らは面白い反応するなぁ！冗談だよ冗談！』
楽しそうに笑うAにサンジはオボンを投げつけた。Aはヒョイっと避けたが
『まぁそう怒るなって、』
そしてサンジの口に飴を投げ入れる
「っ..ぶどうだ」
『え゛っ...くそ！ぶどうはお気に入りなのに』
「まぁいい、で、なんだよ」
飴を転がしながらサンジは項垂れるAに目を向ける。Aはチラッとサンジを見て話再開した
『だから、ナミが好きなら振るつもりだった』
「はぁ？」
『俺は遅かれ早かれ必ず死ぬ....お前らの夢が叶う前に』
「えっ..」
『事情は言わないけどな。けどナミが言ってたろ、俺が死ぬのは嫌だ..ってな』
Aはミカン味の飴を口に含む
『だから、振って、それは無理って言おうと思った......それだけだ』
「そうか」
『初恋はレモン味って..良く言うぜ』
目を閉じて、呟いた
『俺はオレンジだ』
ほんのり甘くて、酸味がある
優しい味
Aは扉を開けて出ていこうとする
「ちょっ、ちょっと待て」
『...』
サンジは慌ててAを止める
「お前..嘘だろ？本当はわかってて」
『..さぁな』
フッと笑ってAは出ていった
「あいつ、冗談は好まないだろ」
溶けきった飴を飲み込んでため息をついた
「....けど、どういう事だ。死ぬ時間がわかってる言い方だった」
サンジの疑問が晴れるのは、まだ少し先である
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
