6: ミミック ページ8
ーーーーー
ジイド「…っ！？」
張り詰めた空気の中で、白髪が息を飲む音が聞こえた
A「チェックメイトだ」
刃先を白髪の喉元へ向ける
もちろん、動けないように靭帯は切っておいた。腕の筋もある程度切り裂いたからもう手足は出せまい
ジイド「な、何故だ…っ！？私の異能は…っ、」
A「未来が見える、だっけ？だったら、貴方がその未来を見る前にこっちが先に動けばいい」
ジイド「貴君は何者なのだ…！？」
アレは、
そう言いながら目を見開く白髪に私は久しぶりに笑った
A「それ銀時にも言われた事あるわ〜。お前の動きは人間じゃねぇ！ってさ」
懐かしい、とカラカラ笑いながら私は剣を鞘にしまった
A「まぁ…もし私が普通の家庭に産まれ育っていたら今の動きはきっと出せなかっただろうね」
あの地獄のような中で命を張って生きてきたからこそ、今の私がいる
…トロい奴はあの環境の中では絶対に生き延びる事は出来ないからね
白髪に背を向け、私は赤髪の元へと歩き出す
ジイド「待て！！私を、私を、殺していけ…っ」
A「え？私が貴方を殺す理由はもう無いじゃんか。拳銃切ったし」
ジイド「…は！？」
A「あー、えーと…。私が思うに…私が切った貴方の武器は何かの証明だった。そう、例えば組織の一員だという
織田作「！？何故それが分かった」
私の言葉に今度は赤髪が驚いた
おや、意外。驚く顔も出来たんだ
A「考えればすぐ分かる。だって白髪さんのその拳銃は、今、私達の周りに転がっている死体と同じものだから。…この死んだ人達はきっと貴方の仲間だった」
違う？そう問えば、白髪が静かに私を見上げた
ジイド「貴君は、賢いな。…ああ、そうだ。
A「あるさ。勿論ある。私はその��ミミック��の証であるという貴方の拳銃を切った。だから、証を切られた貴方はもう��ミミック��ではない」
だから貴方を切る道理が私にはもう無い
その言葉に白髪は眼球が飛び出るんじゃないかと云う程、大きく目を見開いた
え、大丈夫？
目、乾燥しない？
ドライアイになっても知らんよ？私
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No.0 - 29話の「異能開拓書」ですが、「異能開業許可証」だった気がするのですが……間違えてなかったらすみません！ (2019年3月13日 23時) (
レス) id: 049adb6c05 (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 文ストの世界では確か横浜ではなくヨコハマだったと思います！…違ったらすいません！ (2019年1月10日 14時) (レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ミニクイーン(プロフ) - 万屋の字は、態と万屋なのですか？ (2018年4月5日 16時) (レス) id: 559ef6125d (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 続編、ある程度まとめてます。引き続きご興味ある方はどうぞ寄ってみて下さい (2017年4月28日 0時) (レス) id: a030df476c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(´・ω・`) - 私文ストも銀魂も好きなので嬉しいです！！そして面白いです！これからも更新頑張ってください！！(*´∀｀) (2017年4月24日 0時) (レス) id: 496f7be030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2016年11月4日 2時
