38: 苗字 ページ42
おかえり、との言葉に私は眉を潜めた
A「…申し訳ないけど、私はきっと貴方が探してた子ではないよ」
他人の空似だ
そう思わなければ、私は
そんなのはごめんだ
松陽がいてからこその��
だから私は種田長官の言葉を否定した
種田「信じられないかもしれない。だが君は、」
A「私はただの��A��だ。苗字もなければ家族もいない。だから、貴方が信じるものを私に押し付けないで」
私は
それ以外の何者でもないよ
その言葉に種田は息を一息吐き、眉間を揉んだ
種田「…君の気持ちは分かった。これ以上、君のことを詮索するのはやめよう」
安吾「ですが種田長官…彼女の存在を
安吾が困ったような表情を作る
種田「…それでも良いのかね？A君。戸籍も苗字もないアヤフヤな存在でも…。それ等を偽造する事は簡単に出来るが��
A「アヤフヤじゃないさ。��真��は私の中にある」
信じるものさえあれば、私は私でいられるんだ
ニヒヒと笑い、向かいに座る彼等に笑えば呆れたような顔をされた
種田「…分かった。では君が
坂口君、頼んだよ
安吾「はい。では早速ですがAさん。先ずは貴方の新しい苗字を決めて貰います」
A「え、苗字！？早速すぎないかな安吾君！？」
安吾「はい。ですから前置きで言いましたよね？ほら、何か好きな苗字を選んで下さい」
書類作成は時間がかかるのですから早く
そう言いながら、苗字一覧を見せてくる安吾
A「どうしよ織田作！？」
織田「焦るな落ち着け。お前が好きなものを選べば良いんだ」
A「好きなもの！？」
ジイド「私の
なんだが楽しそうにジイドが聞いてくる
私はジイドの顔を見て少し沈黙した
ジイド「因みにアンドレ、」
A「はい却下〜！！」
A・アンドレとか嫌だよ私
何故だ！？と不服そうなジイドを無視し、頁を巡っていると太宰が横からニュッと顔を出した
太宰「では」
A「嫌だ」
まだ何も言ってないよ！？と抗議の声を上げる太宰を近くの織田作に押し付けて私は再び頭を抱えた
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No.0 - 29話の「異能開拓書」ですが、「異能開業許可証」だった気がするのですが……間違えてなかったらすみません！ (2019年3月13日 23時) (
レス) id: 049adb6c05 (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 文ストの世界では確か横浜ではなくヨコハマだったと思います！…違ったらすいません！ (2019年1月10日 14時) (レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ミニクイーン(プロフ) - 万屋の字は、態と万屋なのですか？ (2018年4月5日 16時) (レス) id: 559ef6125d (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 続編、ある程度まとめてます。引き続きご興味ある方はどうぞ寄ってみて下さい (2017年4月28日 0時) (レス) id: a030df476c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(´・ω・`) - 私文ストも銀魂も好きなので嬉しいです！！そして面白いです！これからも更新頑張ってください！！(*´∀｀) (2017年4月24日 0時) (レス) id: 496f7be030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2016年11月4日 2時
