21: 魔法使い ページ24
裏路地へと進んで数分…
勇気を振り絞って裏路地へと入っていった私は危ない目に合う事もなく、トボトボと元来た道を引き返し始めていた
A「…なんで匂いが途中で途切れちゃってたンだろ」
天才と証明された彼が推理した通りの裏路地まで匂いを追ってきたのにも関わらず、私が辿ってきた男の匂いは魔法のように途中で消えていた
正直言おう!!むっちゃ驚いた!!なんせ私が探せなかった暗殺対象は今までにいなかったからな!
てか、天才さんの推理まじで凄い!!
将来は名探偵にでも成れるンじゃない!?
体は子供、頭脳は大人!その名も、っと…。あー、いけない、いけない。本題に真面目に向き合おうぜ、私…
A「相手は、私から逃げられる程の相当の
もしや、其奴は匂いを途中で消せる力を持っているのでは!?
それともまさかアレか?!私が探している男はハリーポッ○ーみたいな魔法使いとか…?!
はっ!もしや、魔法の呪文を使って消えたのか!?
だったら捜索は無理だ!
一般ピーポーが魔法使い相手に太刀打ち出来るワケがない!!
A「くそぅ…っ。では、私はどうすればぁぁぁああ…っ」
あ…!!そうだ!力がないなら力をつければいいじゃないか!
ハリー○ッターだって力をつけるまではボルデ○ート本人に勝負を挑まなかったしな!!
丁度、松陽の件もあって鍛え直そうと決心していた所だ!その時に頑張れば魔法の一つや二つは使えるかもしれない…っ!
先ずは、呪文の練習だ!手始めに浮遊魔法から!
A「ウィンガディアム・レビオサぁぁぁああ!!」
「ふは…っ、ははははは…っ。ヤベェ…っ、
しかも呪文を間違ってるぜ?正しくは、ウィンガーディアム・レビオーサだ
A「っ…!?」
突如耳に届いた明るい笑い声に肩を跳ねると、声の主は「悪りぃ悪りぃ驚かせちまったなァ」と全然悪びれた様子もなく謝ってきた
前後左右キョロキョロと見渡し、その声の主を探すも何処にも見当たらない
こ、これは…っ、本物の魔法使いか!?
「くくっ、また馬鹿なこと考えてンだろ手前?」
上だ、上
声の指示に従い、上を見上げるとフェンス近くの壁に帽子を被った男が立っていた
「よォ」
ふわり
目と鼻の先に降ってきた男の黒外套から微かに香水の香りが漂った
なんか凄くイケメンな匂いがする…!
592人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
No.0 - 29話の「異能開拓書」ですが、「異能開業許可証」だった気がするのですが……間違えてなかったらすみません! (2019年3月13日 23時) (レス) id: 049adb6c05 (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 文ストの世界では確か横浜ではなくヨコハマだったと思います!…違ったらすいません! (2019年1月10日 14時) (レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ミニクイーン(プロフ) - 万屋の字は、態と万屋なのですか? (2018年4月5日 16時) (レス) id: 559ef6125d (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 続編、ある程度まとめてます。引き続きご興味ある方はどうぞ寄ってみて下さい (2017年4月28日 0時) (レス) id: a030df476c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(´・ω・`) - 私文ストも銀魂も好きなので嬉しいです!!そして面白いです!これからも更新頑張ってください!!(*´∀`) (2017年4月24日 0時) (レス) id: 496f7be030 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖縄県産マンゴー | 作成日時:2016年11月4日 2時