17: 着物 ページ20
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昔、松陽の着物が欲しいと彼に
しかし、まだ小さかった私が彼の物を着れるはずもなく、大きくなってからだとあの笑顔で
だが、松陽の着物が着れる機会が訪れる事はなかった
何故なら…��天��の命令を受けた奈落に松陽が連れていかれ、帰る場所であった松下村塾が彼奴らの手で焼き尽くされたからである
その時に松陽の私物は全て灰と化した
なのに、何故…っ、あの時燃えた筈の
混乱する頭で私は必死に考える
私が��誰か��の手によって此処へ導かれたならば？
だとすると、この着物も私の手元に届くように��誰か��が仕組んだのか？
でも、何の理由で？何のために？
A「…私を助けても何の利益もないんじゃないのか？」
��誰か��の手で助けられたこの命が偶然でも何でも無かったら、織田作達に出会った事は必然だった？
全ては仮の話でしかない
だが、そう考えれば全てに合点がいくのだ
A「…探すしかないな」
箱を手に取り、匂いを嗅ぐ。…体臭からして、性別は男。加齢臭みたいな匂いはしないから多分、若い男だろう
これだけ情報が揃えば、後はこの匂いを辿っていけばいい
私の鼻は犬並みに効く。コレは、奈落にいた頃に暗殺対象が何処へ逃げても分かるよう鍛えられたものだ。勿論、めちゃくちゃ鼻が効くのは私だけであったので、死ぬほど訓練されたのも私だけである
…あの時の訓練は、うん…死ぬかと思った
そんな事を考えながら、
A「ちょっくら行ってくる」
安吾「行くって何処へですか！？」
太宰「え！？いや、A。その返り血で表へ出るのはちょっとマズイよ」
織田作「きっと迷う、俺も、」
3人同時に喋るものだから、何を言っているのか全く分からない。取り敢えず、太宰の言葉は何となくだが聞き取れた
ふむ、確かに今の格好で表へ出たらマズイだろう。なんか13日の金曜日のジェイソ○みたいになってるからね私！
でも、着替えなんて持って…いや、あった
そう思って今着ている着物をバッと脱ぐ
安吾「なっ、な、な、」
その場にいる全員が赤面しながら固まったが、急いでいるから気にするものか
手早く松陽の着物を着て、腰に刀をさす
…うん、少し大きいや
懐かしい匂いに包まれながら、私は扉へ駆け出した
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No.0 - 29話の「異能開拓書」ですが、「異能開業許可証」だった気がするのですが……間違えてなかったらすみません！ (2019年3月13日 23時) (
レス) id: 049adb6c05 (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 文ストの世界では確か横浜ではなくヨコハマだったと思います！…違ったらすいません！ (2019年1月10日 14時) (レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ミニクイーン(プロフ) - 万屋の字は、態と万屋なのですか？ (2018年4月5日 16時) (レス) id: 559ef6125d (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 続編、ある程度まとめてます。引き続きご興味ある方はどうぞ寄ってみて下さい (2017年4月28日 0時) (レス) id: a030df476c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(´・ω・`) - 私文ストも銀魂も好きなので嬉しいです！！そして面白いです！これからも更新頑張ってください！！(*´∀｀) (2017年4月24日 0時) (レス) id: 496f7be030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2016年11月4日 2時
