窓際族の弧爪くん【ハイキュー】 (ページ12)

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十二話ページ12

『へぇ。宮城の友達、こっちにくるんだ』

「うん。そうみたい」

だからメールを見て嬉しそうだったんだ。

いやぁ、青春だねぇ

バレーの試合、是非とも頑張ってほしいものである

「そう言えば、もうすぐ期末だね」

『＿＿＿＿うん。』

こんな澄ました顔をしているが、一年の頃、ちゃっかり赤点を取っている

どうしよう。またお母様に怒られる

いや、受ける前から弱気になってどうする！！？

まだ時間はあるんだ。

そうだ、赤点さえ取らなければ良い話なんだ。

「顔色、結構悪いけど大丈夫？」

『あ、うん。ところで赤点って何個取ったら留年？』

「思った以上に深刻だね」

『古典なら任せて。スイミーめっちゃ得意』

「良く進級できたね？」

冗談だってば。

流石にスイミーは冗談。ルロイ修道士の方が得意だから

「＿＿＿良かったらだけど、一緒に勉強とか……する？

俺も、期末期間は部活ないし＿＿

皆が夏休み謳歌してる中、君だけ1人学校で再試とか可哀想だし」

『お願いします弧爪様。お礼はプリンで宜しいでしょうか？』

「絶対俺の頭みて言ったよね。＿＿＿じゃあ、この日から放課後、自習室」

『貴方が神だ』

弧爪くんと友達になって良かったと思う日はこれ以上ない

良かったぁ

今回は赤点無しに出来そう。

「ところで、テスト期間中は何してるの？」

『スマホ』

「だから赤点なんか取るんだよ」