君の瞳に浮かぶ熱 ページ7
「俺が好きなのは君だ。ジョディは好きだが、恋愛感情じゃない。あくまでも、仕事仲間として、だ」
「そんなのっ」
「信じられないか？」
「……」
赤井さんのことは信じたい。でも、私が好きなんて。信じらんないよ、今更目を見て名前を呼ばれたって…。
私が俯いて答えられないでいると赤井さんの「明美」と私を呼ぶ声が聞こえた。顔を上げると赤井さんは言った。
「今はまだいい。俺との出会いも俺が君と付き合った理由も最低だった。だが…、いつかお前は俺に愛されてると解るさ…」
「その頃にはきっと赤井さん、ジョディさんが好きだって…」
気づくはずですよ。と続くはずだったが、その言葉は紡がれることはなかった。気づけば目の前には赤井さんの顔。唇には、かさついてはいないがしっとりというには足りない、だが、熱を持った赤井さんの唇が重ねられた。私が固まっていると、唇を話した赤井さんが悪戯に口角をあげて、いつもより少し低い声で言った。
「俺は明美を逃がさない。お前も俺の腕はよく知ってるだろ？」
「…え、えっと。たまには外すこともありますよね！」
「すまない、だが、これだけは外せないな。銀の弾丸の名にかけても、だ」
私が視線を泳がせているとノックの音が聞こえた。助けが来た…！とばかりに私はすぐに返事をした。来たのは志保ちゃんと蘭ちゃん、それに新一くん。
志保ちゃんたちは忙しいはずの赤井さんが来ていることに少し驚いたようだったが、志保ちゃんが遠慮なく入ってくると蘭ちゃんたちも後ろに続いて入ってきた。
志保ちゃんは物怖じすることもなく、赤井さんを睨んだ。
「貴方、お姉ちゃんに変なことしてないでしょうね」
「特には何も。…あぁ。あえて言うなら宣戦布告、くらいだな。なぁ、明美？」
「え?!…その、なんていうか」
真っ赤になった私を見て聡明な妹は理解したようだった。
「本当は何をしたの？」
「特に何もしていないんだが…。ああ、そう言えばキスはしたな」
「何もしてないなんて嘘じゃない！お姉ちゃんも気を付けなさいよ、この男には特に」
「？うん」
「まったく…。お姉ちゃんはほんとに無防備なんだから…」
こんな楽しい日々がいつまでも続けばいいのに、なんて。あり得ないことは解ってる。赤井さんは今は傍にいてくれるけどきっと…。志保ちゃんだって好きな人が出来たらきっと私から離れていっちゃう。彼らを止める術を持たない私はそう願うことしかできない。
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ゆっきー(プロフ) - 喉いたいー。 (2017年6月4日 16時) (
レス) id: f7c0b29069 (このIDを非表示/違反報告)
弧芭空 - 寝ろや(笑)たしかに走らされたらやばかったかも (2017年5月28日 9時) (レス) id: 7440005314 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 眠い、続きが思いつかん…。 (2017年5月28日 1時) (レス) id: f7c0b29069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 今日は走らされんくてマジよかったー。旅行明けの体にはちとキツいですわ。 (2017年5月26日 18時) (レス) id: f7c0b29069 (このIDを非表示/違反報告)
弧芭空 - 「ねじれそう」？って難しい言葉使うなっっ！明日朝練いかんよな？？ (2017年5月25日 22時) (レス) id: f3e37caef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作成日時：2017年4月16日 1時
