騎士は陥落する ページ21
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→Doyoung side
テヨンイヒョンとマークがスパエムの活動で忙しいと聞いたので、俺はヌナをデートに誘った。
もちろんあの2人がいない時を狙って声をかけ続けてた。
だけどなんとなく仕事が合わなくて、はじめに声かけた時から間が空いた。
「前から誘ってくれてたのに、だいぶ遅くなっちゃったね」
DY「いいよ、ヌナと約束してたっていう事実が俺にとって幸せだから」
「それ、すごく大袈裟じゃない？」
DY「そう？ヌナと約束取り付けるだけでもメンバーから睨まれるんだ」
「物騒だね、みんな仲良くしなきゃ」
なんて、コーヒー店内で、さっき買った甘めのカフェラテをヌナはストローでかき混ぜている。
DY「結構人が多かったな」
「ここって人気？」
DY「それなりに？」
向かい合えるような席がもう埋まってしまって、立ちながら話す。
一応有名人だからって、2人で目深に帽子を被ってるけどそれがうざったい。
話していようが、表情が見えないから、情報量は減ってしまう。
どんな風に俺と話してるの？
俺だけとのこの時間で、ヌナの特別がいくつある？
やっぱり個室とか部屋とかじゃなきゃヌナの顔がしっかり見えない。
DY「ヌナ、今どんな顔してる？」
もどかしくてはっきり見えないから、単純な質問をしてみる。
俺はヌナの手元ばかり見てしまう。
じれったさが相まって、ストローを持つヌナの指に翻弄されてるみたいだ。
「どんな顔…って、」
一拍あけてそう呟いたとき。
俺にグッと距離を詰めて、俺の視野内にヌナが収まって。
この距離、側からみたらきっと恋人同士みたいだ。
どうしようもなく心臓の音が強く速くなる。
持ってるコーヒーが手からするっと落ちてしまいそうだ。
そんな焦りを抱えた俺に構わず、くいっとヌナが自分の帽子をあげて、
「ドヨンといて楽しいって顔」
DY「あ、…」
あまりにもその微笑みが綺麗だった。
過剰摂取だったかも。
砂糖が少ないコーヒーのはずなのに、甘く甘く感じて、余計に世界が歪む。
DY「………かわいすぎ…」
頭を抱えるほどに。
ここから先が思い出せない。
きっとあの微笑みは何もかも忘れさせてしまう効果があるんだ。
せっかく取り付けた約束。
あのためだけに、俺は生きてたのかも。
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ヒナ(プロフ) - めっちゃドキドキしながら読ませて頂きました(≧∀≦)ジャニとの絡みもセフンちゃんとの絡みも素敵です(≧∀≦) (3月27日 23時) (
レス) id: 272efde30c (このIDを非表示/違反報告)
歯茎(プロフ) - 高柳瀬さん» 迅速に対応頂きありがとうございます (2023年4月26日 23時) (レス) id: f99d9055f9 (このIDを非表示/違反報告)
高柳瀬(プロフ) - 歯茎さん» コメントありがとうございます！承知いたしました。不慣れな点が多くて申し訳ないです💦 (2023年4月26日 18時) (レス) id: faaa6b811c (このIDを非表示/違反報告)
歯茎(プロフ) - Twitterフォローしたいのですが鍵垢でないためフォローすることができません。鍵をかけていただくことは可能でしょうか (2023年4月26日 18時) (レス) @page39 id: f99d9055f9 (このIDを非表示/違反報告)
高柳瀬(プロフ) - yumさん» コメントありがとうございます！ほぼほぼ自己満ですが引き続きお楽しみ頂けると嬉しいです！ (2023年3月1日 21時) (レス) id: faaa6b811c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高柳瀬 | 作成日時：2022年10月23日 2時
