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side of R
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放課後になってもAが頭を支配していた。
高校まで同じってやっぱり俺ら繋がってんなって思った。
やけど、近づけへん俺の心の弱さと、しょうもない噂が邪魔をする。
「ねえねえ、あの噂ホントなの？」
「は？誰？」
「ヤダな〜同じクラスじゃん。」
急に話し掛けてきた女。
同じクラスだと言われて思い出した。
こいつ、いっつも端におる奴ちゃうん。
「ゆあだよ〜」
「…」
「あれ、わかんない？まあいいや」
「なに？」
「一回私のこと抱いてよ。」
「…は？意味わからんねんけど」
「え〜、あの子がどうなってもいいの？」
「……あの子って？」
「Aちゃん。」
なんで此奴がAのこと知ってんねん。
また、俺のせいで…、そんなん耐えられん。
「…何した」
「まだ何も〜抱いてくれたら何もしないって」
「…分かった。抱いたらええねんな？」
「うん！」
3メートル離れて歩け、と伝え親が居らん俺の家に連れていく。
「ここ、鍵上げるから待って」
「ねぇ、」
「ん、？…っ！！」
呼ばれた方を向くとゆあという奴に手を引かれ顔が近づけば触れ合う唇同士。
目の前には出掛けるのか玄関のドアを開けて出てきたAがこちらを見ていた。
俺の瞳孔が開く。
振り払う時にはガチャンと大きな音を立ててAは家に入ってて、目の前にいる此奴は見られちゃったね。と笑っている。
その時、俺の中の何かが切れた。
頭の中では動揺するAの目。
俺がキスしてるとこ見て、あんなに動揺してくれる。
そんな考えに至ると最後。
俺は、ただの噂を事実に変えてしまうことになる。
高2になって、勿論女遊びは止めていない。
寧ろ、Aの心に俺が響くようにと激しさを増した。
サッカー部には偶に顔を出す程度やったけど久しぶりに顔を出してみようと思い、グラウンドでドリブルしてる時、屋上の方から聞こえた聞き覚えのある声。
上を向くと、Aが居た。
「…っ、」
俺はAがまた虐,められんように色々やったのに、そのせいで近づけへんのに、
…なんで紫耀とおるん？
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作者名：麗夢 | 作成日時：2018年7月20日 14時
