冷えていた ページ48
全く、なんなのよ？
こっちは一人になりたくって家に帰りたいのに他人の家の前でうずくまってる男…
もう…雨に打たれたい気持ちだ帰ってきたけどべっちゃべちゃなんだからね。
普通だったら怖いって思うとこだろうけど、今日の私は機嫌が悪いの。マジでどっかに行って？
「そこ、私の家なんだけど？どいて。」
そいつが顔をゆっくりあげた…
え？ウソ？なんで？
HC「誰に言ってんだよ(笑)」
え？
HC「ぬるいココアなんて旨くねぇんだよ(笑)」
ヒ…チョル？
HC「ここもさみぃんだよ。っていうか、お前も風邪ひくだろ？そんなかっこじゃ(笑)」
ゆっくりと立ち上がると上着を私に掛けて
HC「早く開けろよ。さみぃ(笑)」
ゆるく笑う…
「なん…で？」
HC「なんでじゃねぇから！開けろって」
有無を言わさない声に導かれるように扉を開けてしまった…
HC「お前さ…まぁいいや。入るぞ。」
とまるで自分の家の様に先に入って私の手を引いて扉を閉めると、強く抱きしめて息が止まる様のキスを落した…
「濡れてる…から」
HC「知ってる。」
「ヒチョルも…濡れるよ」
HC「関係ねぇ」
「なんで？…ここに？」
HC「逃げた鳥を捕まえに(笑)」
ともう一度キス…
HC「携帯も繋がらねぇし」
あ、携帯…
HC「なんの挨拶もねぇし」
それは…
HC「俺から逃げるなんて１００年早ぇ(笑)」
だって…
一言話すごとに落とされるキス…
HC「俺が…はいそうですかって諦めるとでも思ったか？」
…思った。
HC「お前は逃がさねぇって(笑)」
深いキス…
なんで、離さなかったの？逃がさないなら
「逃がさないなら私が死ぬまで離さないで」
HC「望むところだよ(笑)」
優しく笑うと私の頬に手を当てて
HC「冷てぇな。このまま居たいけど…取り合えず風呂入って来いよ。風邪ひくぞ。」
まだ玄関で、頭から足までぬれ鼠の私…
「風邪ひいたらあんたのせいだからね。取り合えず上がって。」
HC「(笑)だな」
と慣れた調子でソファに腰掛けるヒチョルに
「ちっちゃいかもしれないけどこれ。」
と私には少し大きめのスウェットを渡す。
「あんたも風邪ひいちゃ困るでしょ？」
HC「わりぃな」
「じゃ…シャワー浴びてくる。」
HC「一緒に浴びてやろうか？」
「要らない。」
とバスルームに向かう…
ねぇ、ホントに捕まえてくれるの？
濡れた服を脱ぎ捨てて頭から熱いお湯をかぶる。
芯まで冷えていた私の体を温めてくれる。
これって…私の心みたい…じゃない？
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angieuko(プロフ) - Namiさん» いつもありがとうございます♪ (2013年4月19日 1時) (
レス) id: 8688d4203d (このIDを非表示/違反報告)
Nami(プロフ) - angieukoさん» 頑張ってください！応援してます(^_^)v (2013年4月18日 16時) (レス) id: c4d2041050 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マミさん» コメントありがとうございます♪レラ様。あんじゅっこの中ではすっごい愛情深い人のイメージなので愛を感じてもらえればうれしいです。更新頑張りますね。これからもよろしくです。 (2013年4月18日 11時) (レス) id: 463477cb8b (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - 初コメです。レラ様の素っ気ないけど愛があるところが最高です！続きを楽しみにしています。 (2013年4月18日 8時) (レス) id: da22478719 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - Namiさん» レラ様頑張ってますよぉ♪そしてあんじゅっこもがんばりますp(^-^)q (2013年4月18日 1時) (レス) id: 8688d4203d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2013年3月31日 3時
