道 YOU・HC side ページ38
そっけなく背中を向けて歩いていくあいつ。しばらく背中を見つめて
HC「またな」
とその後ろ姿に呟くと俺も振りかえらずに歩いた。
振り返るとあいつがこっちを見ている気がして…
そんなあいつを見ると前に進めない気がして…
悲しい？じゃねぇな。寂しい…とも違う何とも言えない感情に流されそうで。
ひたすら前を見て歩いた。
もし今日の仕事がてっぺんまでに終わったら
絶対にお前を迎えに行くから。
今日ばかりは時間の見えねぇ仕事をしてる自分がちょっとだけ恨めしかった。
HC「時間はな。作るんだよ。」
さっきあいつに言った言葉を自分に向けて繰り返す。
作ってやろうじゃねぇか。
俺は真っすぐに道を歩いた
---YOU side---
♪〜〜〜♪〜〜〜
SN「ヨボセヨ？｣
「ソナ？私。」
SN「お〜♪今どこ？」
「どこだろうここ？道」
SN「そっか。道か。」
「ん。道だね。」
SN「家に帰ってくるでしょ？待ってるよ。」
「道に…迷わないかな？」
SN「迷ったら私が助けるから。帰っておいで。まっすぐね。」
「一人で来たんだもん。一人で帰らなきゃね。」
SN「もし迷ったら、助けてくれる人がいるって忘れないで。」
「ありがとう。今から帰る。」
SN「ん。Aサランヘ」
「ソナ。サランヘ」
･･････
道に…迷ってるのかな？
迷ってるのは…私だけ？
なんの約束も言葉も無い私たちは…迷うだけ…なのかな？
次はいつ会える？
いつ声が聞ける？
いつ…連絡が有る？
こんな風になるって解ってた。
人間の欲って愛情って綺麗なものじゃないから出来るだけ持たないようにしてたのに
あいつはそれを許してくれなかった。
簡単にバリアを溶かしたあいつ…
こんな弱い私は…好きじゃないよね。
大丈夫。一歩ずつ歩くから。前に進んで行くから。
素直に会いたいとも言えないし。
電話すらしないけど…
本当に本当に思ってる。
ヒチョル…サランヘ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
angieuko(プロフ) - Namiさん» いつもありがとうございます♪ (2013年4月19日 1時) (
レス) id: 8688d4203d (このIDを非表示/違反報告)
Nami(プロフ) - angieukoさん» 頑張ってください！応援してます(^_^)v (2013年4月18日 16時) (レス) id: c4d2041050 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マミさん» コメントありがとうございます♪レラ様。あんじゅっこの中ではすっごい愛情深い人のイメージなので愛を感じてもらえればうれしいです。更新頑張りますね。これからもよろしくです。 (2013年4月18日 11時) (レス) id: 463477cb8b (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - 初コメです。レラ様の素っ気ないけど愛があるところが最高です！続きを楽しみにしています。 (2013年4月18日 8時) (レス) id: da22478719 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - Namiさん» レラ様頑張ってますよぉ♪そしてあんじゅっこもがんばりますp(^-^)q (2013年4月18日 1時) (レス) id: 8688d4203d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2013年3月31日 3時
