★イケメン！★ (ページ5)

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その4（誘い）ページ5

蒼汰「おれ一期一会大事にしたい人なんで、

もしよかったら…

あ、嫌だったらぜんぜん構わないですけど。」

嫌なわけがない。

A「え、いいんですか！？////」

…夢のような時間だった。

あの後LINEを交換して、

仕事終わったらおれから連絡しますね、

と言って福士くんは撮影に戻った。

友達リストに書いてある『福士蒼汰』の文字に頬が緩むのを抑えられない。

足取りも軽く家に帰りつく。

夜7時ごろ。

…福士くんからのLINEが来ない。

仕事が忙しいのかも、とか

そういえばあの時テンパりすぎてサインも握手もできなかったなあ、とか

いろいろ考えているうちに1時間が過ぎていた。すると、

突然LINEの通知音が鳴った。

A「来たっ♪」

福士くんからだ。

『遅くなってごめんなさい…

それから今日は道案内してくださってありがとうございました(^^)

Aさんっていうんですね！かわいい名前(￣▽￣)

いきなりで悪いんですけど、

次の撮影の時って、スケジュール空いてたりします？』

ブログで良く見る顔文字。

連絡ありがとうございます、空いてますよ。

といった感じの返信をしたら、

今度はすぐ返事が返ってきた。

来週、今日福士くんに会ったあのコンビニで彼と会話するエキストラに出て欲しいと監督が言っていたらしい。

私がイメージにぴったりだとか。

ちょっと、いやかなり信じられない。

10時までLINEは続き、たわいのない話からお互いのことまで話した。

妄想が現実になったようで、なんだかふわふわしながら眠りについた。

今週一週間はなんだかずっと落ち着かなかった。

友達に変だと言われるほどだった。

だが、なんとなく、福士くんとLINEのやりとりをしていることは言わなかった。

そして。

ついに撮影当日。

10時集合だったのだが9時に着いてしまった。

そわそわしながらあたりをぶらついていると、

蒼汰「Aさん！こっちこっち！」