★イケメン！★ (ページ14)

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その13（逃避行）ページ14

こくこくとただ頷く。

が、変装をすべて解いたのがいけなかったようだ。

周りがざわつき始めた。

翔平「やばっ！逃げろ！！笑」

翔平くんが突然私の手を握る。

次の瞬間走り出す彼。

A「えっ⁉︎ ちょっ…！」

わけもわからず引っ張られるままついていく。

彼の体温が手から伝わってくる。

…なんだか走っているうちに楽しくなってきた。

たまに振り返る翔平くんと目があって笑いあう。

ずっとこうしてたい、なんと思っていると、
いつの間にかお店の反対側まで来ていた。

翔平「はあ…はあ… っはは笑

なんか久々にテンション上がったわー笑
ごめんね？巻き込んで。」

A「はあ…はあ… 大丈夫です。なんか私も走ってたら楽しくなっちゃいました。^ ^」

翔平「だよね！(*ﾟ▽ﾟ*)
って、やばい荷物置いて来ちゃったね。

…あ！いいこと思いつーいた♪ 」

さっきから私を振り回しておいて、さらに巻き込む気ですか。

………スリル上等！！笑

むしろ大好きです。

翔平「よっし、作戦会議ね。

おれのマスク貸すから(あ、ごめんねおれので)、

カップルのふりしてレジまで行こう。おっけー？」

…まじか。

というか翔平様のマスクを私がつけるとか逆にありがとうございます。

A「了解しました。笑」

そして。また手を繋いで。

作戦決行。

結果、大成功………！！！

まさか本当に誰にも怪しまれないとは思わなかったから、

2人でお店の外で爆笑を堪えながらハイタッチした。

こんな気持ち久しぶりだ。

翔平「めっっちゃ楽しかった！
なんかここでお別れするのもったいないな…

そうだ、暇なときおれの家遊びに来てよ。
向こうの信号渡ったとこおれんちだから。」

翔平くんが右手で指差した先をみる。

A「えっ？どこ？」

すると彼が左手で私の肩に手を回しながら身体を寄せて、顔をくっつけて…

翔平「ほら、あそこ。」

A「あ、あった！」

いや、見つかったのはいいんだけど…

早く離れてくれないと心臓のどきどきがばれちゃう…！！

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三浦翔平「きゅんきゅんきた？A？笑

せっかくだから下にある星の右端んとこ押してってよ！

押してくれたら…いいことしちゃおっかな♪」