95話 ページ45
御幸side
お兄さんはAの荷物をもって
｢おっも、｣とか｢あーぁ俺のAが…｣とか
何とか言いながら帰って行った笑
A｢ごめんね一也。お兄ちゃんが。｣
一也｢全然いいよ。いつかは会うんだし。
それよりお兄さんが作ってくれた時間、
大切にしようぜ。
てことで、どっか店入ろっか。｣
A｢うん。そうだね笑｣
って言っても
さっきも行ってきたんだよなー。
Aも服買いに行ってたみたいだし、
どこ行こう笑
A｢あ、一也。どこ行くか迷ってる笑｣
一也｢…そ。｣
A｢私のオススメの店行こ。
パフェがすっごい美味しいの。｣
一也｢よし、行こう。｣
そこに行って着いたのはお兄さんと来たファミリーレストランとは違う小洒落たカフェ。
ここにもこんな店あったんだな。
席に着くと
パッとメニューを開いて注文を始めたA。
A｢一也は何食べたい？｣
一也｢コーヒーでも飲もうかな。｣
A｢大人ぶってる笑｣
一也｢いいの！//｣
なんか今日A俺の事からかいすぎじゃね？
いや可愛いんだけど。その悪戯気な顔。
パフェが届くとAは目を輝かせて食べ始めた。
一也｢A。｣
A｢ん？｣
パシャ
一也｢いっただき〜｣ﾆﾔﾆﾔ
A｢うわっ、消してよ！！｣
一也｢やだね〜｣
A｢ばか。撮るなら二人がいい。｣
一也｢会えなくて寂しかった？｣
A｢…うん。｣
パフェを食べる手を止めてAは頷いた。
急に素直じゃん。可愛いかよ。
一也｢俺も。1週間くらいなのになぁ。｣
A｢ふふふっ。でも、もう寂しくないかも。｣
一也｢それも一緒。｣
食べ終わったあと、
流石に帰らなければとなり店から出た。
一也｢また電話するから。｣
A｢うん。｣
一也｢Aちゃん寂しがっちゃうもんな！！
はっはっは！！！｣
A｢それはそっちもでしょ。ばーか。｣
一也｢ほら、こっち向けよ。｣
そっぽ向いたAをこっちに向けて
ちゅっ
優しいキスを落とした。
相変わらず直ぐ顔を赤くするA。
可愛すぎるだろ。反則。
A｢ばかずや。｣
そう言って俺たちは別れた。
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作者名：ミジンコ | 作成日時：2021年5月15日 15時
