86話 ページ36
沢村side
ぐおぉおおお
何故だぁぁあああ
何故王様を引かない!御幸一也!
全く引き運の悪い奴だ!
普通に楽しんでしまってるじゃないか!
もしかして、
このゲームの意図に気付いていない…?
御幸side
こ、こない…
なんでだよぉ、、
あっ、、、来た!!!!
一也「おっしゃぁあ!」
倉持「ヒャハッそんなに王様になりたかったのか?」
一也「あぁ、そうだよ!」
春市「御幸先輩、何企んでるんですか…」
沢村は待っていたかのようにニヤつき、
Aの番号を俺にこっそり教えた。
やっとか笑
一也「4番の奴!俺と抜けるぞ!」
沢村「な、なぬ!」
え…?
Aの番号じゃないのか…?
「み、御幸先輩…」
一也「ば〜か〜む〜らぁぁああ」
沢村が教えたのはAのじゃなくて
沢村のやつ。
どうやら普通に間違えたらしい。
ちなみにAは1番だった。
一也「いつも言ってるだろ!焦んなって!」
沢村「さ、さーせん…」
一也「お前と抜けて何するってんだよ。」
沢村「お互い様っすよ!」
一也「あ〜、もう10分くらい経ったし、戻るか?」
沢村「そうっすね!」
そうして俺らは部屋に戻ることにした。
沢村「戻りましたよ!!」
バンっと勢いよく沢村がドアを開けると、
Aはさっきまでいなかったメンバーも含め
野球部の奴らに囲まれていた。
A「あ、一也…」
倉持「あっれぇ?
沢村と抜けてたんじゃねぇの?ヒャハッ」
一也「黙ってろ!てか何やってんだよ!」
前園「そんな興奮するな。らしくない。」
一也「してねぇよ。」
白州「してるよ、御幸。」
一也「うん…」
倉持「なんで白州だったら黙るんだよ!」
一也「何でもいいだろ!で、何してんだよ!」
倉持「ヒャハッAからお前の話聞いてんだよ!」
一也「はぁ?」
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作者名:ミジンコ | 作成日時:2021年5月15日 15時