２３話〜集団と奇跡〜 ページ24
な、なんとそこにいたのは
大量のマサクレークローン集団だ。
みな軍事服を着せられ
規則正しく動いている。
こんなに大量にいたら
俺らではどうしようもない。
あの触り技を使ったとしても
体力が持たねえぞ。
「ハ、ハミネス。
おまえは頭、良かったよな。
どうすればいいと思う？
すべてを切り捨てるべきか？
それとも空を渡って逃げるべきか？」
ハミネスに尋ねたが
彼の顔色は真っ青で
この声も届いていないようだ。
こうなったら空を飛んで
逃げるしか方法がない。
だがしかし
その方法では空から攻撃してくれば
おしまいだ。
俺らに勝ち目がなくなる。
天に祈っていると
マサクレークローン達が
何かに吹っ飛ばされているのに気づいた。
あれは……。
なんとデルオースさんが
白い服の集団を引き連れながら
マサクレーどもを蹴散らしている。
俺らに気づいた彼女は
骨をカクカクと鳴らしながら
こちらにやってきた。
「みんな、逃げなさい。ここは危険よ。
とくにAさん。あなたが一番危険。
もし昔の記憶を思い出したのなら
なおさら危険人物になりかねない」
彼女はあの黒い怪物「ビクトリア」と
戦っていた時とは大違いで
とても優しく接してくれた。
おそらくあの時の彼女は
マサクレークローンの彼女だったのだろう。
今の彼女が本物で
本当は結構いい人のようだ。
彼女は武器を持っていない俺たちに
奪われた私物を
こっそりと返してくれた。
俺は黒い杖を
ハミネスは青いヘビを
セルピンには白い杖を
カーズには赤い杖を返してくれた。
これで俺たちもようやく戦える。
だが大量のクローン集団は
デルオースに任せて
俺たちはボスがいるという
会議室に向かった。
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うららk - 狐里雪乃さん» あのイベントは消したのですか……。知りませんでした。この話のオチは驚くと思いますが、最後まで見てくださると嬉しいです。あなたの作品もいつか見にいきますね！ (2017年11月8日 10時) (
レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
狐里雪乃(プロフ) - コメント失礼致します。先日はご参加ありがとうございます。実はイベントの方を削除致しまして、そのお詫びに参りましたm(__)mですが折角なのでゆっくりと作品の方、拝見させて頂きます。 (2017年11月8日 9時) (レス) id: e23e1413a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心の雨と虹の空（元うららk） | 作者ホームページ：ないよー！
作成日時：2017年11月2日 13時
