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意外と協力的な先生 ページ47

『岡本さん、パン作りとか興味あります?』

岡「……は?」




お昼過ぎ、リビングでテレビを見ている岡本さんにそう聞くと呆れ顔で返された




岡「え、何。また作ろうとしてるの?」

『ピンポーン、正解です。で、今はお手伝い募集中です!』

岡「いやそんなキラキラした目で見られてもやらないからね!」

『そーんな岡本さんに、いい物がありますよ?』




言った途端、えっ…っていう顔をする岡本さん


いや、私が何だすと思ってんすかあんた


未だに疑いの目を向けてくる岡本さんを横目に例のものを手に取る




『ジャジャーン!これあげるんで手伝ってください!』

岡「それ…名店のチョコレートじゃん!どうやって手に入れたの!?」

『ふっふっふ、それは返事を聞いてからです』

岡「うわぁ、悪い人の顔してる。えー…じゃあやるよ」




『実はですね、補習を頑張ってるご褒美だって道流先生がくれました。甘いもの好きにおススメらしいです』

岡「ご褒美なの!?え、Aちゃんが食べなくて良かったの?」

『あ、私はちょっともらったんで大丈夫です』

岡「あ…それでいいんだ。…じゃあありがたくもらうね」

『はい、どうぞどうぞ!』




いやぁ、さすが名店のチョコ!


わざわざ道流先生に『補習頑張るんで甘いもの好きに効くおススメの甘味をください!』って懇願しただけある


さてと、岡本さんの説得も終わったし作りますかな!




岡「材料は揃ってるの?」

『あぁはい。分量も測り済みです』

岡「そこまでやったんなら自分で作りなよ…」

『いや、1人寂しく作るのもどうかと思いまして』

岡「はぁ…で、次は?」

『あ、それとそれを混ぜてください』




言いながら私は別のものを混ぜる


こういう時岡本さんはすぐに行動してくれるから助かる


これが福山さんとか小野さんとかだったら絶対失敗してるし




岡「Aちゃん、終わったけど」

『わ!早いですね、じゃあ次はそれを…』




なんて言ってる間に作業は進み、生地をこねる段階になった




岡「重そうだけど、大丈夫?変わるよ?」

『いえいえ、今まで手伝ってもらってるのにそんな…自分でしますよ』

岡「というか、量多くない?」

『あぁ、みんなの分も作ってるので。…っとう!』




うおぉ、重いぃぃぃ!!


やっぱり運動しなきゃダメかなと思い始めた私だった




『よし、あとは寝かせて形作って焼くだけですね』

岡「じゃあ寝かし終わったら呼んでね」

『了解です』

お料理って大変なんだね→←あのドリルは明らかに恐怖を植え付けにきてる



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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

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