ちなみに中身はポンチョです ページ45
「「「お誕生日、おめでとう!!」」」
福「ありがとうございます!いや〜、なんか嬉しいっすね」
珍しくシェアハウスのみんなが大集合した夜、ダイニングで誕生日パーティーなるものが開かれた
本当ならもっと穏やかにする予定だったのだが、何しろ福山さんが1週間前ぐらいから熱烈に誕生日アピールをするものだからとわざわざみんな集まってくれたらしい
福「Aちゃん、誕生日プレゼントは?」
『そんな期待した目で見てもありませんよ。あ、なんならそこのケーキが誕プレってことにしときます?』
福「却下!っつかみんな食ってるからな!?」
だってしょうがないじゃないすか
お金無いんだし
一応それ私が作ったんですからね!と言うと「うん、美味しかったありがとー。で、誕プレは?」と返された
それとこれとは話が別ってか
『ありません。欲しいなら自分で買ってきたらどうですか?』
福「それ俺悲しいやつ!」
『はー、仕方ありませんね。わがままな福山さんのために私の言うことを一つ聞く権利を与えましょう』
福「違う、それ普通逆だかんな!俺の言うこと聞くやつだろ!!」
じゃあそれでいいですからさっさと考えてくださいと言ったら「ぐぬうぅぅぅ、なぜ俺がこんな目にぃぃぃ」と言いながらもお願いを考え始めた福山さん
いやあなた、こんな目って言ってますけど原因あなたですからね?
あなたが誕プレとか言い始めたからですからね?
1人でツッこんでいるとようやく決めたのかよし、決めた!という声が聞こえた
『じゃ、何にします?できれば現実可能なやつで』
金くれとか言い始めたらぶっ飛ばしますからね?
福「今後暇ならゲームに付き合ってくれないか?」
『え、別にいいですけど…今じゃなくていいんですか?』
福「今は、流石に無理だろ」
そう言いながら福山さんが指をさしたのでその先を見ると、またもやたくさんの大人が寝ていた
これは…確かに。後片付けしなきゃいけないしなぁ
あ、だったらアレも今渡しとくべきでは
そう思った私は少し離れたところに隠しておいたラッピング済みの箱を手に取る
『はい、どうぞ福山さん』
福「え、何これ」
『誕プレですけど何か?』
福「無いんじゃなかったの…?」
『あんなの嘘に決まってんじゃないすか』
福「マジか」
『改めて、お誕生日おめでとうございます』
福「うん…ありがと」
日頃の感謝の気持ちを込めて
あのドリルは明らかに恐怖を植え付けにきてる→←無事に買いましたよ、ハイ
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時