毎年恒例の… ページ40
『お、これまた派手に酔ってるね』
大「Aじゃねぇか。悪いね、毎年毎年」
『いやなんかもう、うん。毎年このパターンだと流石に慣れるよ』
大「最初はワイワイするだけなんだがなぁ。みんな酔いがまわると飲ませようとするから」
『うんうん、分かってるって。で、肝心の玲は？』
大「向こうだ」
『りょーかい』
いつものように、酔いの回った大人を掻き分け玲を探す
祭りに来て早々、祭りの実行委員に捕まって酒を飲まされた玲を連れて帰る
これが私の片付けるべき本命であり、祭りに毎年いく理由でもある
もちろん
飲まされる酒の度数は低く、ほとんどノンアルコールと言ってもいいほどなのだが玲はお酒にめっぽう弱く、少し飲んだだけでもふらつくのでどうしようもない
『お、みっけたみっけた。れーいー！帰るよー！』
玲「…ん」
『結局捕まっちゃったねー』
玲「うっせ…」
今年もたらふく飲んだのかふらふらして歩けそうにない玲をヒョイとおぶる
うわ、酒くさ
こんな潰れるなら来なきゃいいのに
玲「……来年こそ…リベンジ」
『いや、無理だから。誰だよ、毎年そういって結局捕まっておねぇちゃんに介抱されてんのは』
玲「…俺じゃ……ない」
『いやおまえだかんな！！いーかげん諦めろって』
玲「やだ…」
はー、まぁいいか
一応回収はできたし
あとは…
『みんなに帰る趣旨の連絡してお土産買って帰るか』
玲「…俺カキ氷食べる」
『あんたが口にしていいのは水だけだ。あと、この季節のカキ氷は絶対寒い』
さて、やること決まったしとりあえず連絡しなきゃね
『すること終わったんで帰りますね』と送るとすぐに了解！と送られてきた
うし、んじゃあとはお土産か…
んーどうしよ。みんなの好物とか分かんないな
ま、いっか。テキトーに考えよ
『おじちゃん。おっきい袋、ある？』
大「あるぞ、ほれ」
『ありがと！』
大「何に使うんだ？」
『んー？祭りに来れなかった人へのお土産と…あんまり楽しめなかったやつにちょっと、ね(小声)』
大「Aの玲への思いやりはいつまでたっても変わんないよなぁ」
『あはは、そんなことないよ。おじちゃん、来年もよろしくね』
大「おう」
もらった大きい袋の中に買ったものをどんどん詰め込む
もうそろそろいいかな
『んじゃ、お家に帰りますか』
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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます！出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (
レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2018年8月26日 6時
