ドッキリだいせーこー ページ33
『櫻井さーん。そろそろ寝ましょうよー』
櫻「んー…まだ飲む…」
『もう日付変わっちゃいますよー。それに、明日早くから仕事あるんでしょー？』
櫻「…じゃあ寝るから明日起こして」
『はいはい』
シェアハウスに加わってからもう恒例となりつつあるこのやり取り
櫻井さんがお酒を飲む→潰れた櫻井さんを介抱する→次の日起こす
最初は櫻井さんを説得したり運んだりでオロオロしていたが、今ではもう多少扱いを雑にしても余裕なくらいだ
今日もいつものように部屋まで運んだあと、起こす時間を教えてもらい自分の部屋に戻る
明日はちょっと早く起きてみようかな
朝
『櫻井さーん、おはようございまーす』←小声
扉を開けながらそう言う
もちろん聞こえるわけないのだが、一応入る際にはそうしようと独断で決めた
この日もいつもと同じく、ベットの上で寝ているのかと思ったら
櫻「あ、Aちゃんおはよ。ちょっとコーヒー入れてきてくれないかな？」
『…おはようございます、なんで起きてるんですか。あとコーヒーは自分でやってください』
起床済みの櫻井さんが台本片手にケータイを触っていた
起こしに来た私の意味は一体
櫻「いつもより早く目が覚めてさ。ゴメンねー、せっかく起こしにきてくれたのに」
『そう思うならいつもちゃんと起きてくれませんかねぇ？』
「それよりコーヒー」、『はぁ！？』という掛け合いから言い争いが始まる
まぁこれもいつものことで、結局は私が折れるんだけどね
まーいっか。ついでに私も飲もー、とキッチンに続く廊下を歩いていると前から誰か来た
福「あれ、Aちゃんおはよ。どうしたの？」
『あ、おはようございます福山さん。コーヒー飲もうと思いまして。それより福山さんは？』
福「ふふふ、聞いて驚け！櫻井さんの寝起きドッキリだ！！」
『ほー…それならですね、おススメの方法があるんですけども…』
福「何？」
扉開けながら変顔してわー！って言ってください
そう言うと不審そうな顔をしながらも分かったと言って歩いて行った福山さん
それを見てすぐにケータイを取り出す私
A櫻井さん、今からコーヒー持っていくんで部屋にいてください
櫻井了解
さーて私はコーヒーやめて甘いジュースでも飲もーっと
福「わー！！…え、なんで起きて」
櫻「潤…大丈夫？」
福「あ、いや、あの…お邪魔しましたー」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます！出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (
レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：作者 | 作成日時：2018年8月26日 6時
