女子力高めの中二男児 ページ4
『ふへ〜。やっと帰ってこれたぁぁ』
玲「おかえり。また延長されたんだ」
『そーそー。それがさぁ、学校遅刻したからって2時間も延長されたんだよ!?ほんと理不尽極まり無いよねまったく!』
玲「は!?学校遅刻したの?何した」
『ネコ追っかけてた』
ようやく補習から解放されて家に帰る。あんの数学の道流先生め
「また遅刻か…ネコか、ネコだな」とか言いながらどっか行くからどうしたのかと思えば大量のプリント持ってきたんだよ
で、「ネコ追っかける気力あるならこれくらい簡単だよな」って言って自分はゲームしてるんだよ!?
ほんとなんでやめさせられないんだろ
玲「またか。で、それだけか?」
『ううん。今日は人に会った』
玲「はぁ。誰に」
うわぁ、見事な呆れ顔
『隣に住んでる人。ちょっと不法侵入したけど謝ったら許してくれたよ?』
玲「あんたバカだ。ほんとにバカだ」
『うるさいなぁ。…あ、そういや呼ばれてるんだった』
玲「誰に」
『お隣さん』
そう言うとはぁ、とまた大きなため息をつかれた
そんなため息してたら幸せ逃げちゃうよ
玲「…出掛けるぞ」
『どこに?』
玲「菓子屋」
なんで?って聞いたらバカを見る目で見られた
うん。おねぇちゃん玲のその目はもう気にしないことにしたから
玲「菓子折り買いに行くんだよ」
『?』
玲「…だから、Aがその人の家に不法侵入した分の謝罪と軽い挨拶。まだ俺も隣に住んでる人に会ったことないし」
『さすが玲。モテるだけあるねぇ』
玲「うるさい。そう思うならあんたも身につけろ」
え、私が身につけても意味ないよ?
料理作ったら絶対食中毒だし、洗濯しようものなら洗濯機壊しちゃうし
そういう女子力いるのはできないから
むしろ玲が女子になって私が男子になればいいのでは
『いやぁ。何だかんだ言って私、玲がいないと生活できないのか』
玲「カプセルホテル泊まってコンビニ飯食べればなんとかなるだろ。置いてくぞ、早くしろ」
『はいはい。行きますよー』
そう言って財布を持ち家を出る
あ、一応言っとくけど財布担当は私だから
玲が「これ無くしたらおまえ一生恨むからな」って言って毎月渡してくれるんだよ
だったら玲が持てばいいのにね
追記
赤崎 道流 [あかざき みちる]
Aと玲が通っている中学の数学の先生
ゲーム大好き←学校でも余裕でやってる
ちなみに30歳いってない
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時