検索窓
今日:4 hit、昨日:19 hit、合計:81,121 hit

心臓に悪い ページ28

ガチャ




櫻「おかえり」

『ただいまです…はぁ』

櫻「何かあった?」

『ぎくっ…い、いえ何も』




これからは真面目に勉強しなくちゃいけないという使命を胸に抱え、家に帰ると櫻井さんがいた


まずい、赤点なんてバレたら面倒なことになる


しかも相手は櫻井さんだ


正直言って嘘をつくのが上手くない私にとっては櫻井さんはまさに敵にしてはいけないほど苦手な部類に入る


かと言って早々にバラしてしまうと後に面倒なことになりそうだし…


よし、隠し通そう!




櫻「何もって…何かあるのバレバレなんだけど。今時ぎくっ、なんて言葉に出して言わないから。怪しすぎ」

『いや、そんな、か、隠し事なんて…あ、あるわけないじゃないですか!』

櫻「目泳いでるよ」




正直に言いなさいと諭された


…あ、ヤバイ詰んだわコレ


ヤバイどうしようどうしようと思っていたらいきなり櫻井さんが近づいてきて私の耳元に口を寄せてきた


ち、近すぎません?




櫻「Aちゃん、何隠してるの?」←イケボ

『…な、何も隠してないですよ』

櫻「嘘だね」




ヒィッ


櫻井さん、あの…目が、目が怖いっす


あれだ、口は笑ってるのに目は笑ってないってやつ


私が1人でビクッと怯えてると玄関からガチャと音がした




島「ただいま帰りましたー」

『島崎さん!お願いします!助けてください!!』

島「…何があったの?」

『櫻井さんが、私をいじめてくるんですよ!』

櫻「誤解を招く言い方しないの。俺はただAちゃんの隠し事について知ろうとしただけだから」




だったらもっと普通のやり方にしてくださいよ


心臓止まるかと思いましたよ




『だーかーらー、隠し事なんてありませんって!』

櫻「ね、怪しいでしょ?」

島「確かに…」




そう言うと同時にこちらに近づく島崎さん


あ、あの…何をするおつもりで…?


すると、耳元で




島「隠し事なんてしちゃいけませんよ?」←イケボ

『卑怯だあぁぁあっ!!!』




だから心臓に悪いっつってんでしょう!!




その後




玲「え?ソイツの隠し事ですか?」

櫻「うんそう」

島「玲くんなら何か知ってるかと思って」

『玲…ばらすなよ…!!』




玲「あ、もしかしてテストで赤点とったことですか?」

『おいれいぃぃい!!なんで言っちゃうんだよ!』

玲「言うなとは言われてないし」

『そこは察しろよ!』




結果


個人の能力で隠し通すのは無理


あとイケボ怖い

そんなにダメですか→←地獄の空間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。