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食べるなって言われると食べたくなる ページ22

岡本side




岡「そろそろじゃない?」

『いや、まだです。そんなんじゃメレンゲになりません』




10分くらい前、からかな


2分おきぐらいにメレンゲができたかどうか聞いてるけど、返ってくる返答は変わらない


それもこれもメレンゲクッキー作りに乗った俺が悪いんだけどね




『ハンドミキサーでメレンゲすくって上に垂らして文字が書けるようになるまで混ぜてください』




そう言われて混ぜ始めんだけど書けない


なんでって思ってAちゃんを呼んでも、本人は勉強に夢中らしく一度も様子を見に来てくれない




岡「Aちゃん、そろそろじゃない?」

『文字は?』

岡「…まだ」

『ってかそんなに混ぜて書けないなんてことあるんですか』

岡「うーん、井上って書きたいんだけど…」

『…岡本さん、それもう多分ちゃんとしたメレンゲです』

岡「え、そう?」




試しにのってひらがなで書いてみてください


そう言われたため書いてみたらくっきりとのが浮かんでいた


あれ、書けるじゃんと思っていたらいきなりAちゃんがキッチンに入ってきてボウルを覗き込んだ




『うん。いいですね』

岡「やった!じゃあ次どうするの?」

『え、焼くんじゃないですか?多分』

岡「え、多分…?Aちゃん作り方知ってるんじゃないの?」




だから俺任せてたんだけど




『知りませんけど?作るの初めてだし』

岡「うそ!?ちょ、じゃあ俺調べるから待ってて!」




そう言いケータイを取り出そうした俺の手を掴むAちゃん




『岡本さん、知識を仕入れずに作るのって…かっこよくありませんか?』

岡「何バカなこと言ってんの?」

『えー、岡本さーん!何も見ずに作りましょーよー!』

岡「そういうのは食べるのが1人の時に言って!俺まだ死にたくないから!!」




ほんと何言ってるのと思いながらも無事調べ終えた後、Aちゃんをキッチンから追い出しgdgdになりながらも作り終えた




岡「おいしー」

『あ!岡本さんだけずるい!』

岡「勉強終わってからね」

『岡本さんの鬼!』

岡「はいはい頑張って」




見せつけるために勉強してるAちゃんの目の前で食べてたら、神谷さんが帰ってきて俺と一緒にメレンゲクッキーを食べ始めた




『あー!ちょっとそれ私のなんですからね!』

岡「食べたいなら勉強しなよ」

神「全部食べちゃうよー」

『1個!1個は残しといてください!』

神「ん?何か言った?」←最後の一個

『………』




ジャイ○ン禁止令→←エセ外国人



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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

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