声優？なにソレ？おいし…くはないか

使わないのにもったいない ページ17

『お邪魔しまーす』

玲「お邪魔します』




私たちの生活費が指輪に消えた次の日、これからどうすればいいのかという説明を聞くためにお隣さんの家に行った


玲曰く、今日はまだ会ったことのない人がみんないるから紹介を受けるといい、と神谷さんに言われたらしい




「お、やっと来たか」

「待ってましたよ」

「これ、もう紹介した方がいいですかね？」




リビングの扉を開くとそこにはまだ会ったことない人が3人いた


私は誰か分かんないけど隣で玲がウソだ…って小さく呟いてるってことはこの人たちも声優さんだよね




『えっと、はじめまして。井上Aです。この度はご迷惑をおかけしてすいません』

玲「弟の玲です、はじめまして」

鈴「そんな改まって言わなくてもいいのに…はじめまして、俺は鈴木達央だ。よろしく」

島「はじめまして、島崎信長です」

岡「はじめまして、僕は岡本信彦。迷惑とか思ってないから大丈夫だよ」




ほうほう、鈴木さん、島崎さん、岡本さんね


よし、頑張って覚えよう




玲「ありがとうございます。神谷さんたちから何か説明は聞いてますか？」

鈴「ああ、一応事情と住む部屋は聞いてる」

島「とりあえず案内した方がいいですよね」

岡「じゃあ僕がします。まずこのシェアハウスの部屋割りを説明するから、付いて来て」

『はい』




お隣さんが優しい人たちでよかったぁ


本当に申し訳ないと思いつつ、説明を受ける


するとどうやらこの前来た時に見た部屋はほんの一部だったらしく、全貌を把握するまでに少しの時間を要した




岡「じゃあ最後に、この隣り合ってる２つの部屋が君たちの部屋だから。基本的にここで生活してもらうことになるからね」

玲「分かりました」

『ありがとうございます』

岡「うん。さっきも思ったんだけど、年上だからって気を使わなくていいから。じゃあ僕はリビングに戻るね」




そう言って岡本さんは離れていった


こんなに優しくされたことないから泣きそうなんだけど


ここに住んでる人たちは天使なんでしょうか




『部屋、確認する？』

玲「うん、そうしよう」




10分後に玲の部屋に集合と話し部屋に入る


うん、広いね


私まずこんなに空間使わないから


あとキッチン


これはね…




『…使わないな』




気がついたら埃被ってると思うよ

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