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探偵社に追い詰められていたと思ったら

中也に扶けられて

其れで、直ぐポートマフィアに帰って

鷗外さんの所に行って報告をした



実際には私は立っていただけで中也が報告していたけれど。



あぁ、其れと

1日、休暇を貰った


鷗外さん曰く
「Aちゃんには最近大きな仕事を任せ過ぎちゃったからね」
だそうで。

確かに

拷問の手伝い
死体処理
要人暗殺
新人教育

とか色々あったな

異能力もいつも以上に使っていたから反動で最上モノが喰べたくなって

結果今日の様な事が起きた。



中也とは鷗外さんの部屋の前で別れた。その後自室に戻って血を洗い流す。


異能力者の肉は、普通の人肉をはるかに凌駕する程の質がある。

ただ、生きた異能力者の肉はそうそう食べられるものじゃない高級食材。

今日食べられて善かった。

あ、そう云えば探偵社に依頼料を支払っていない。






コンコン



「おい、居るか?」

私が居ることを確認すると、部屋に這入って来た。

中也が直接部屋に来ることは珍しく無いけれど、先刻鷗外さんの部屋で別れたばかりなのに…


「何か用?」

いつものように聞く
珍しく複雑そうな顔をしていた。

寂しさと後悔の色を含んだ哀しみの顔


「青鯖に何かされなかったか」
「太宰?触れるよって脅されたぐらい。他は何も」

あっけらかんと答えたからか、中也はそれ以上太宰の件について追求しなかった。

「そうか」と一言俯いて云って終った。


「噺は変わるが、今夜付き合って呉んねェか?
梶井も姐さんも皆空いて無くてな」

代わりに柔らかい笑みを浮かべ飲みに誘うのだった。


了承の意を伝えると、中也は自室へ帰って行った。






__今日の中也は何処か可笑しい

10→←#黒の時代《前哨戦》※



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作者名:ウーロンの悲劇(Gavel) | 作成日時:2016年12月5日 21時

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