桜色の花

春の花 ♪ ページ21

…たくっ

こっちは成績だけが良ければそれでいいの

に…。どこぞの馬鹿な一年がぶつかって来なけ

ればこんなことにはならなかったはず。僕のせ

いじゃない…本当にだるいというかなんという

か、なんでこんな一年なんかを捕まえてとっち

めないと行けないんだよ…本当に。こうゆう怒

りから猛勉強ほうってあの一年を捕まえてとっ

ちめたくなる…。今まで僕が一番だと思ってい

た…成績も顔も性格も嘘も本音も運動も全てが

僕にぴったりな世界でそんな世界の中で少しで

も僕にいい目で見られたいから僕をちやほやし

てくれるばかがいて………


それが当たり前だと思っていた。

それが僕自身でそれが本当の僕だと思ってい

た……なのに…なのに…あの一年だけは違っ

た。僕にどんな目で見られようったってぶれな

い心でキッと…僕を迷いのない目で思い切り睨

んだ…生まれて初めてだった…僕を心の底から

見てくれていて僕の評価なんて気にしない唯一

の人が………あー…辛い…胸がチクチクしてく

る…この感情…


…なんなんだろうか…


早く勉強しなくちゃなのにあいつを…とっちめ

るっていうよりかは早く見つけたい早く見た

い…っつーか…あいつがうざすぎてそんな風に

見えただけか……ん？…あれ




あいつ





どっかでみたことあるような、、



たしか…





の家の近くで


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