RMPGガールはあの人のトリコⅢ《M.S》 (ページ38)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:19,203 hit

・ページ38

.

.

.

会議室の前について深呼吸で呼吸を整えてからノックをするとはーいどうぞと亜嵐くんの声がした

そろっと開けてちらっと覗くとスマホを見ては溜め息をしているメンくんが見えた

その姿を見た瞬間なんかこう…グッと来るものがあって何も考えられず、思いっきりドアを開けてメンくんに飛びついた

もちろんメンくんも周りにいた6人も驚いていた

そんなことは気にせず私はメンくんにしがみつくように抱きついて泣きながら何度も何度も謝った

メン｢A？顔上げて？｣

顔を上げると溢れ続ける涙を拭いてくれた

メン｢俺もごめん。イライラしちゃってた｣

｢メンくんは、悪くないっだってったくさん心配してくれてたのに、それを踏みにじるようなことしちゃった｣

メン｢そんなことないよ大丈夫。そうやって思ってるってことはちゃんと伝わってるってことだし気にしないで｣

｢でも、昨日もメッセージも電話も無視しちゃって連絡しないで乃々華のとこ泊まってっ、｣

メン｢もう〜(笑)それももういいから泣かない泣かない(笑)｣

こんな私にも怒らないで優しくしてくれるからまた私の涙腺が崩壊していった

メンくんの胸に顔をうずめてた私にもう平気？と覗き込むように聞いてきた

｢メンディーくん。ごめんなさい。…あとありがとう｣

メン｢ふふ、俺も。ごめんなさい、あとありがとう｣

｢メンくん、仲直り？｣

メン｢うん、仲直りね｣

そうしてなんだかんだ数日ぶりのハグとキスを交わして初めての喧嘩は無事に終わった

その後の私達は、というと……よりイチャつきが増したらしい(各グループメンバー談)

一方残された6人は………

玲於｢絶対忘れられてる｣

亜嵐｢うわ、何あの少女漫画に出てきそうな涙の拭い方｣

隼｢あの人青春映画狙ってっかんな〜｣

涼太｢ちゃんと感謝も忘れんて素敵だな〜｣

裕太｢うわ、ちゅーしたで｣

龍友｢ええなぁ｣

.

.

.