RMPGガールはあの人のトリコⅢ《M.S》 (ページ34)

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お互いに仕事でのストレスを発散するように今までにないくらい強い口調で声で感情のままに言い合った

｢もう、いいよ。｣

何もかも疲れて、頭を冷やしたくて家を飛び出した

追いかけてくる、なんてことはなくて良かったような寂しいような…………

1人になってよく考えるとなんであんなこと言ったんだろうっていう後悔ばかり

乃々華の家に着くまで何度も涙が溢れた
ドアを開けた瞬間ぐちゃぐちゃの顔の私を見て驚きながらも家に入れてくれて話を聞いてくれた

そうして冒頭に戻る

乃々華｢ほんとに帰らなくていいの？｣

｢大丈夫だよ(笑)それよりごめんねこんな時間に｣

乃々華｢私は全然…。でも喧嘩なんて珍しいね？｣

｢ありがと珍しいというか初めてなんだよね(笑)｣

乃々華｢そっか〜でもこれからどうするの？ずっとこのままになっちゃうよ。お互いの事の思い合ってのこの結果なんだからこのままは絶対ダメだよ｣

｢……うん｣

私を慰めるように膝に乗ってきたとらをひと撫でしてぽやぽやと考えてみる

これからどうするべきなのか、それはもちろん謝ることなんだけど……

それよりもこんなにも乃々華がしっかりしていたなんて幼なじみの成長に感動した
そして1個しか歳が変わらないのに的確な事を言ってくれる

乃々華がいてくれて、幼なじみで良かったと事ある毎に思う

｢のの〜今日は泊まらせて。明日ちゃんと帰るから｣

乃々華｢もちろん！久々のお泊まり会だね！｣

明日帰ることを約束し急遽お泊まり会となった

明日は久しぶりに朝がゆっくりめだけど仕事行く前に家寄らなきゃだから結局早いんだけど、それでもまだ遅い方

そのままお風呂に入らせてもらって乃々華の服を借りた

乃々華もお風呂を済ませた後、寝室に布団を敷いて寝落ちするまで色んな話をした

幼なじみだけあって話が尽きることはなく、脱線しすぎていつの間にか最初に話してたこととは全く関係ない話になっていた

そして時刻は深夜1時を余裕で過ぎていた

ののも私も限界が近づいてほぼ同時に寝落ちしてたことに朝になって気づいた(笑)
仲良すぎかて(笑)

朝はお礼に朝ごはんを作ってもう一度お礼を言って帰宅した後、仕事へ向かった

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