検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:55,654 hit

ページ20

直「部屋割り、どうしようか?」


『私、宇野ちゃんと一緒がいい。』


宇「私も。」


直「じゃあ女子ふたりは固定で。男子は二つに割るか」


男子メンバーは、
秀太くん、にっしー。
だっちゃん、直也くん、しんちゃん。

部屋はそれぞれ別だけどみんな隣同士だから、少しは安心だ。


日「じゃ、また明日な〜」


宇「おやすみ。」


私は宇野ちゃんと部屋に入り、今日のことを話した。


『ねぇ、さっきのメール...タイミング良すぎじゃない?』


宇「うん、絶対監視してるよね。他にも手を貸してる人がいるってことでしょ?」


『..どうしたら、いいんだろ』


少し沈黙が続いた。


宇「..喉渇かない?私取ってくる」


『あっ、私も行くよ。』

部屋を二人で出て、給水室に向かう。

さりげなく話を逸らしたのは宇野ちゃんの優しさなんだとわかった。


でも、このゲーム、自分から行動に出ないと勝つことなんて出来ない。
もう、確信していた。


そして明日、多分...いや、ほぼ確実に銃を使うゲームが来る。


宇「...Aっ。」


『え?』


宇野ちゃんがイキナリ私の手を握った。


宇「逃げるよ」


そう言うと宇野ちゃんは全速力で走り出した。
私もそれに続いて走る。


え?なに。
後ろになんかいるの?


走りながら様子を伺うと、他のグループが人を殺していた。


多分、今日の宝探しでゲットした凶器を使って。


『なっ、んで...』



宇「わかんないっ。でもグループが減れば、敵もいなくなるってことでしょ」


このゲームが始まってから皆狂ってきてる。
生きるためなら何でもできる、って感じ...。


相手に気づかれる前に逃げたのでばれずにすんだ私達は部屋に戻り鍵を占めた。


宇「...私、死ぬのかな...」


『宇野ちゃん...』


宇「同じ夢を目指す仲間だった人たちが人殺しなんて、おかしいよ...。なんなのよ、このゲーム...!!」


『落ち着いて、ね?』


宇「も、家に帰りたい。デビューなんて出来なくていいから、家に帰りたいよ」


『絶対抜け出せるよ、このゲームから。ね、頑張ろ?』


宇「..ムキになっちゃってごめん。疲れちゃった。寝よっか」


『そうだね、おやすみ』


宇野ちゃんとベットに入り、目をつぶる。

疲れていたせいか、その日はあっという間に眠りについた。

2日目→←どうする?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:AAA , ホラー , メン入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

オーバー - めちゃくちゃゾクゾクしました!面白かったです!! (2018年2月17日 0時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
Haru.(プロフ) - みみさん» ホントですか?ホラー系初めてだったので上手くかけてるか不安だったんですけどよかったです! (2017年7月26日 22時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃ怖かったぁ (2017年7月26日 13時) (レス) id: a852a982c6 (このIDを非表示/違反報告)
Haru.(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございます!!!新作はホラー関係ないですけど是非笑笑 (2017年7月4日 18時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - こういうホラーが大好きなんです!!楽しませてもらいました!新作も読みます!! (2017年7月4日 18時) (レス) id: b4d111f8f2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はる* | 作成日時:2017年6月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。