第4回�� ページ26
私は･･････
頭の中では「足でまとい」「役立たず」などの言葉が浮かんだ。
すると蛍はお腹をぐう〜〜と鳴らしたその時、蜜柑は走り出した。
蜜柑「ウチ･･･っお詫びに食料調達行ってきますっっいかして下さい」
貴方『待って蜜柑、私も行く』
私、アホすぎるでしょ
何のアリスももってない私は、他の誰よりもしっかりした姿勢でいなきゃいけないのに･･････
そして、蛍と委員長の元に戻ると、焚き火をして周りを囲んだ。
蛍「･･････もういいわよ、やるからにはこの試験買ってほしいのは私達だって同じなんだから、次からはしっかりしてよね」
蜜柑･貴方「『･････････うんっごめんなさいーー』」
蜜柑「あ そうそうクラスに棗とかいう、えらそーな奴おったやんかー。あいつって何なん？ボス？」
蛍･委員長･貴方「「『話とびすぎ』」」
蜜柑を除いた３人は蜜柑に颯爽とツッコんだ。
委員長「棗君はなんていうか･･･」
委員長は言葉を濁すように言った。
蛍「学園にずっといたいんだったら棗には関わらない方が得策よ」
蜜柑･貴方「『へ』」
私と蜜柑は間抜けな声を出した。
蛍は餌を欲しがる狐を抑えながら続けた。
蛍「私もよく知らないけど、分かっているのはあいつは発火能力者で大人も もて余す程の潜在能力の持ち主ってこと、･･･そしてこの学園を憎んでる」
え･･････
蛍「理由は知らないわ クラスのバカ共の中にはあいつの能力の高さをリスペクトとかいって一緒に反抗的な態度をとったりしてるのも多いけど」
学園を憎んでる･･････？
蛍「とにかく得体がしれないわ、あいつとまともに渡りあえるのはいつもそばにいる幼馴じみの乃木流架だけ、悪さなんてへでもないような顔でよくない噂も多いし」
危険人物という言葉が頭に浮かんだ。
蛍「いつだったか中等部で「あいつは人殺しだ」って噂が流れた事があったわ」
･･････え 人殺し･･･!?
蛍「ま 噂だけどね」
みんな蛍が喋らなくなると静かになった。
貴方『さてと、お片付けしようかね』
委員長「しようしようー」
蛍「ぎこちないわよ」
「人殺し」･･･ ･･･そんなのいきなり言われても････････････
私は、鳴海先生の言葉を思い出した。
「アリス トップクラスの天才━━━━棗くんだよ」
「「黒ネコは避けて通れ」って言うだろ」
私って･･･
･････････もしかして私って
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作者名：たこ焼き | 作成日時：2022年3月27日 18時
