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「ちょっと今の子誰よ！？ユーリ様じゃないわよね！？」
「ユーリ様じゃなくても…
あれはあれで素敵だったわね〜」
客席の人達は王子の後ろ姿を見て役者が違う事に騒めき立っていた。しかし、聞こえる声が罵声でなかった事に体質系の人達は勿論、A自身も一安心した。
女子からの支持が高い宮園の代役としてこの舞台に出演しているので、後ろめたさと罪悪感があったのだ。
《怒り狂った眠り姫は〜》
「きっとあの｢白雪姫｣が私の王子をたぶらかしたに違いないわ…っ！許すまじ白雪姫…っ！！
お前たち２人の中など引き裂いてやる───っ！！！！
そして王子を我が手にっっ！！荷造りよ！！」
《復讐が、ぐーたらを忘れさせ〜
姫はその足で東の隣国白雪姫のものへ〜〜
おそろしや〜〜》
《ああ、命危うし白雪姫〜
にげて〜〜〜〜〜〜〜〜っっ》
「白雪姫城セットに変えろー」
会場の拍手と共にステージを暗くして白雪姫城セットに素早く変える。
「ルカ君、出番でーすっ」
ステージ上が明るくなるとそこには白雪姫こと流架の姿があった。客席からは小さな歓声が上がった。
《可愛い清らかな白雪姫〜
継母のために森へ花摘みに来た優しい白雪姫〜》
《
姫も
体質系の１人が指を鳴らしてGOと小さく呟く。通路で見ていた動物達が一斉に駆け出した。
「あ！動物達が…」
会場内の動物達が流架の元に集まる。
ルカ〜〜〜♡L・O・V・E ル・カ〜〜〜〜♡♡
「僕の可愛い動物ちゃんたち〜〜〜♡♡」
流架は動物フェロモンだから動物達にメロメロ。
きゅん…っ♡と会場内は流架にメロメロになった。
「(え…今、各方方がすごい音が…？)」
LOVE・ルカ…♡滅多に見る事ができない姿にときめくお客さん。あたしもキュンとした。
「(ルカぴょん……っ。そら、いやがるわこの役…)」
このシーンは白雪姫と森の動物達が仲良く踊るから隣でパシャパシャとカメラを連写する蛍ちゃんとほわーんと微笑む蜜柑の心の声が聞こえた。
撮った写真、蛍ちゃんの事だから高値で売るんだろうなきっと。会場全体が和んでいるとその雰囲気をぶち壊す声が響いた。
「ふんっ、頭の軽そうな女ねっ！大した事ないじゃないあんなのっ」
だんっと足音を立てて現れたのは、偉そうな眠り姫だ。白雪姫城に着き、椅子に座り望遠鏡を手に持っていた。
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未来(プロフ) - フリージアさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきます。より良い作品になるよう心掛けておりますのでこれからもよろしくお願い致します (2020年11月12日 12時) (
レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
フリージア - いつも更新楽しみにしています！誤字かな？と気になったところがあったので報告失礼します！159の「かくゆう」、 165の「見るに来るのが楽しみだった」「みんなの舞台を台無しにしなくないっ……！」「お客さんもこの舞台を楽しにして待ってる……！！」 (2020年9月20日 17時) (レス) id: f10b12f88b (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - きゃーぽんさん» 率直なコメントで励みになります！ありがとうございます。随時更新して参りますので、よろしくお願い申し上げます。 (2020年9月13日 1時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白くて好きっす (2020年9月5日 15時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2020年8月29日 0時
